昨日お店で隣に座った女の子。

そのスーツ、角ばった黒い鞄。

まとめた髪。

  

ああ、就活生だ。

  

そういえば辛かったな、2年前。

スーツ、なくてはならないけど

着続けることはだんだんと苦痛になってったよね。

中身の重さの割りに細い紐に

いつも肩が痛かったね。

足元を見られるからと磨いた靴の先を見つめながら、

こんな風に自分も簡単に磨けたら

どれだけいいやろうって

なみだ目になったこともあるんかな。

 

おばちゃんはキミの背中を押してやりたい。

 

めげないで。

落とされてもね、

企業はあなたを否定しているわけじゃないからね。

偉そうに見える人事も、

人当たりのいい人事も、

みんなキミと似た経験をしてそこにいる。

 

電車の中でも、オフィス街でも

ショップでも。

ヒマそうな私服連中は結構、案外

温かいまなざしでキミを見てるよ。