<兵庫国体クライミングの続き>
人によって速さが違ってて、
初め下でどうやって登るか考える為に
許されてる40秒をいっぱい使ってから登る人や、
少し考えてすぐに登る人とか色々^^
ホールドの選び方で
登れるコースは何通りかあるんだろうけど
慣れた人はホールドと到達点(頂点)見て
どのルートをとれば一番登りやすいかわかるらしくて
たいていどの選手も同じルートを選んでるようにみえた。
カッコイイ
左右のウォールはまったく同じ位置に
クリップとホールドがあって、
全ての選手に平等になってる。
で、左右のウォールで選手の登る速さが
同じくらいの人は手の置き方から足の運び方まで
ほとんど動きが一緒やったりして、
やっぱり技!!って思って面白かった。
知力・体力ともに必要な競技なんやねー
(↑これ、この傾斜普通落ちるよね!?)
どの選手も5メートルくらいはささっといくけど、
そっから速さが違ってきて、
10メートルくらいまで行くと落ちる人もすっごく多くなった。
特にオーバーハングしてからは
ほんまにゆっくりしか動けなかったり、
ホールドをつかみそこねたり
つかんでも手が離れて落ちたり。
落ちてもロープの命綱と
下のスタッフがロープを支えることで
宙吊りにはなるものの怪我はないんだけど、
落ちる瞬間はほんまに人が崖から落ちるように見えるし、
見てて叫んでしまうくらい怖い。
どの瞬間も目が話せなくて見ててもドキドキハラハラやった。
「ガンバガンバ!!」って声が
観覧席からめっちゃ聞こえるんだけど、
「頑張れ」じゃなくて「ガンバ」っていうのが普通なんだって。
目指す一番上のホールドはテープで囲ってて
そこに手をぐっとかけられたら「完登」って言うらしいんだけど、
それが47都道府県×代表2名の・・・なに、
何名!??
94!!??
違うか!?
・・・とにかくその選手全部の中で
たった3人しかいなかった。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
↓日本を代表するクライマーの松島さん
完登のホールドまであと少し。
ガンバガンバ!!の大声援。
そしてこの後!!!
ガンバガンバ!!
ガンバガンバ!!!
・・・っ!!
完登・・・!!
やばいファンになりそうだ・・・。
松島さんは宮城県の選手で、
体格は成年じゃなくて少年でも通用しそうな感じ。
他の選手も大男のイメージはほとんどなく、
しまった細身の人が多かった。
体重が重いとオーバーハングとか
ホールドにかけた手で持ち上げないとあかん
自分の体の重さに耐えられないんだろうと思う。
つまり私は無理。
☆
選手はホールドにかけた手が
すべらないように滑り止め用のマグネシウムの粉
「チョークパウダー」っていうやつを手につけて登ってた。
選手が腰の後ろに下げてる
ポシェットみたいなのに入ってて、
時々手を入れて粉を手に補給してた。
汗をたくさんかく人は特につけてて、
初めから白い手袋してるみたいに
手がパウダーで真っ白になってる人もいた。
クライミングをしている人よると、
手を上に伸ばすばっかりだと指先の血が落ちてしまうから
時々手を下げるのは
指先に血を戻すっていう意味もあるらしい。
指に血を戻し、かつパウダー補給っていう動きだったと知ると
さらにめっちゃかっこいい
松島さんの後姿に釘付けだよ~。
このあとすぐわざと手を話して落ちるから、
この写真の1秒後はもう松島さんは空中だったという
写メタイミング。
撮りまくって良かった。
カメラ小僧以上にカメラ女。
↓こちらは私の自慢のお隣さん
(コースセッターの専門で登るのもめちゃ速!!)
『クリーニング』という作業中です。
具体的に何をしているかというと、
このチョークパウダーは手につけてるけど
選手が登るたびに当然ホールドにもついてしまうから
休憩中にそれをぬぐわないとあかんねんて。
パウダーはつけすぎると
それもまた滑ってしまうかららしい。
微妙な違いが結果を左右するので試合中に2~3回は
こうやってクリーニングをするねんて。
お隣さんは選手ではないから
こうやってロープにつかまってもOK☆
影でわかるけど宙に浮いたりもしてた^^
というわけで、かなりクライミング面白かった~~><