コードブルーのセカンドシーズンに、椎名結平が出ている。なんというか、ミスチルが好きだというのと、新垣が可愛いというのと、それに加えて椎名が出るとあらば、それほどドラマ自体に魅力は感じなくても、なんやかやで見るという選択肢に。
久しぶりにCDをまともに買った。僕はずっと音楽に関しては、「なるべくCDを買うという」のがスタンスだったんだけれども、ここ数ヶ月(いや、一年近いかもしれないなぁ)はCDを全然買っていなかったような気がする。
だから悪いってんでもないけれど。複雑な気分にはなる。
日本の伝統技術を見る。主に漆に関して、また非常に興味が沸いてきたことから。面白い、そして綺麗だ。
今まで見てきていた漆のなんとやらなど、初歩の初歩、なんて幼く拙いモノであったかというのを知る。
本当に凄い漆に出会うと、感動する、圧倒される。まぁ、当たり前かもしれないけれど。
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家に大きな家具が届きました。またなんとも、部屋の空気感が変わり、良いやら悪いやら。
写真をと思いきや、あんまり大きく、撮るとちょっと写したくないものまで写りそうなので。
マルニ木工のHIROSHIMAシリーズ。テーブルとかを新しくするという前提でモノ選びをしていました。本来、僕が希望していたのは全く違うところで、オーダーするはずだったのですが、諸事情により買う店が限定されてしまったのですから、もう大変。
仕方ないなぁと思いつつ、その店の中から選ぶ。そこで飛び込んできたのが、このシリーズ。
白木の空気感と、各所の丸みを帯びたフォルム、それでいて無駄を出来るだけ削いでいる。北欧の香りがプンプンします。
マルニが、深澤直人にデザイン依頼をしたもの。北欧の生活圏をイメージしてデザインしたそうな。
個人的に深澤さんはそんなに好きじゃないのだけれど、いつの間にか身の回りに深澤デザインが増えてしまっているのがなんとも。いや、実際に悪いモノではないので、ダメとは思わないんだけど…。
チェアも同様。素敵な形。座る部分は張座のタイプ。現実的には、そこにさらに低反発のクッションを敷いてます。背もたれのトコロが非常に心地良いな、これ。
色々「もっとこうだったらな」と思う部分はあります。それはそれで、生活の上ではある意味便利にしてくれていることなんですけれど。
まず、やはり木材は無垢が良かった。とはいえ、それは実用面からすると無垢材じゃないほうが軽く出来るし、価格も落ち着くゆえ、たぶん深澤さんの理論のほうが、製品としては優秀だ。
次に、ニス塗りをもう少し厚くするか、あるいはいっそウレタン系の塗装でも良い気がした。けれど、実際にそれを行うと、恐らくは白木の良さが半減し、そもそも展示をしている際の魅力が恐ろしく低くなってしまい、いかに実用度が上がろうが、特徴が減りすぎることにより製品としては弱くなる。
そして、少しテーブルの背が高いようにも思える。が、これまでの高さに比べ、一層足に余裕が出来ることにより、ゆったりとした空気感を作りやすくなっている。これは他製品との差別化も含めて、結局は良い要素として成立っている。
要は、なんだかんだと言ったところで。
結局は深澤さんにしてやられているということです。「コレがこうなら」と仮定を置いてみたところで、さらに考えていくと、それら総てがひっくり返るというか。まぁ、そりゃそうか。もはや世界的デザイナーだものなぁ。
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近所に出来たカフェは、思いのほか素敵なところでした。もちろんまだまだ荒削りだし、整っていない部分も多いけれど、真面目にコーヒーを淹れているしデザートも美味しいし、食事も変わっていて面白いし(カフェのくせに、ぬか漬けが普通にあるなんてオカシイ)、まだ混んだりすることもないから、すごくゆっくり出来て良い。
この調子だと、一年も経たないうちにきっと、あっという間に混みあうようになってしまって、今のように好きな時間帯にいって、いつでもゆったりなんて風には出来なくなるんだろうけれど。
寂しいような、嬉しいような。まぁ、カフェにしろお店にせよ、そういうことの繰り返しですよね。
さて、コーヒーか紅茶淹れよう。 arlequin