友人に嬉しいことがあったようで。ちょっとソレはどうよと思うところもあれど、いずれにせよひとまず良いことだ。うまくいけばいいさね。




 って人のことを喜んでばかりいる場合ではないのだよ、とも思ったり。僕は僕で、その良いことに続かねばならんよなぁ。




 そうは言ってもなかなかアレか。こちらがうんぬんだけの話ではないものね。難しいことさね。




 いずれ菖蒲か杜若。




 僕は杜若が好きなようだけれど。




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 よつばとの流れで、なんだかんだ今更「あずまんが大王」を読んでいる、一般の流れとは逆行しまくる人間ですが、マンガばっかり読んでいるのもね、と思い本棚を漁る。




 何度も読み返している本も多くて、またそれらを読み返しても良かったけれど、そういえばまだコレ読んでなかったね、と取り出すはエッセイ集。




千


 石田千の『月と菓子パン』。タイトルと装丁が気に入って、中身なんて問答無用で古本屋で買ったのでした。その古本屋はなかなかにチョイスが面白かったりしましたが。




 文章の流れとか書き方は、それほど好きなタイプとは言えなかったりもしますけれど、ちょっとそこは抑えつつ読んでみようと思ったり。タイトルだったりとか、出てくる単語なんかは好きですし。




 食わず嫌いは良くない。それと同時に読まず嫌いもそれほど良くない。……ん、まぁどうやっても読めない作家さんとかもそりゃいるんですが(笑)。




 江國香織なんて、それの最たるところだ。タイトルの付け方は毎度毎度、それだけで感激するくらいに巧いし、もの凄く読みたいとは思うのだけれど、実際に読めるかというとそうでもなかったりして。『流しのしたの骨』、『いつか記憶からこぼれおちるとしても』、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』、『号泣する準備はできていた』。『雨はコーラがのめない』。この辺のタイトルの付け方なんて、それだけで素晴らしいんだけど。




 特に『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』と『号泣する準備はできていた』なんてタイトルは、まかり間違っても僕の頭からは出てこない。諸手をあげて、白旗も掲げて、降参しますといわざるを得ない。でも、読まない(なんか読めない)んだけど。




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 昨日は会社の上司の披露宴(3次会参加)だったのですけれど、やはりお祝いというのは素晴らしい。旦那さんもすごく良い人ですし。後輩女子は幹事として奮闘し、僕はふらふらとしていて。ああいう時って、みんなが笑顔だから嬉しい。もの凄い笑顔だから、楽しい。普段はあまり触れ合わない人だって、笑顔だから素敵だ。




 みんなにお礼を告げて、特に力を注いでくれた方々にはまた別にお礼も告げて。それでも足りないくらいに、感謝が大きかった。笑顔を作り出すことは、難しいようで簡単なのかもしれない。でも、簡単なようでとても心がいることなのかもしれない。     arlequin