告知まで。続編 | がんナースのおし(も)ごと

がんナースのおし(も)ごと

検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。

そして、迎えた翌日。

紹介状と、前日に撮ったMRのCD-Rを握りしめ、近隣では有名な○○病院婦人科へ。

ここの先生、昔私の働いてる病院におられた医師。
しかも、息子の出産時にお世話になった医師ニコニコ
私は、絶大なる信頼を置いている。

とりあえず内診しよか。
と、内診台へ。

診察が始まった途端、カーテンの向こうから、
『これ、いつ診てもらったん?』

『え?六月初めです。』

『今まだ六月終わりやで。これはちょっと・・・。
これは、わかるやろー!』

と、焦った声で、色々とナースに指示を出している。
『生検。』
ため息。

内診台にのせた脚が、恐怖で震え出したのが、自分でわかる。

『あのね、子宮の入口に腫瘍が出来てるんよ。腫瘍は固くて、易出血性。形もいびつやね。』

この時点で、間違いなく悪性と確信した。

仕事上、三年前に、外科に異動してから、癌の勉強ばかりしてきた。

とりあえず結果は来週に出るから。

とのことだったが、そこから私は、がんサバイバーナースになったと自覚した。

結果を告知されるまで、とにかく調べた。調べまくった。

肉眼的にわかる腫瘍なんて、進行してるやん。
何で?
こんなに頻繁に検査してたのに?

かるーく、パニック状態だったかお

不安で押し潰されそうとは、こういうことだと。

結果。

来週まで待つことはなかった。

3日後、医師から直接、携帯に電話がかかってきた。

日曜日というのに、わざわざ電話をくださった。



『あのね、やっぱり悪い細胞が出てる。
 至急、がんセンター紹介するから。
いつがいい?』



わかってたことだけど、電話を持つ手。話す声が震えた。










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