何回かの血液検査をしても、ウイルスが出てこなく
ここで、他の科の先生がやってきます。
色々、専門的なことをクロ先生とお話して
『生体検査を、受けてみませんか?』 と、提案されるのですが
クロ先生は、この状態で生体検査は患者にとても負担がかかりますからと
保留にしてくださり、その代わりもう一度血液検査をして
それでも出なかった場合、生体検査を考えましょうと、言ってくださいました。
その検査が、この病名が解る最後の検査になりました。
まあ、判明した時のクロ先生の、喜ばしいお顔!
診察室に入った時に、『わかりました! 』 って、とても喜んでくださったんですが、
そののち、ご自分が難病の告知をしなきゃいけないことを、思い出されたようで
『あっ、』って、そのあと無言になられたのが、鮮明に思い出されます。
難病といっても、本当に色々ありますし、私なんて、今は普通に動けていますので
告知といっても、病名が判ったことの方が、よっぽど嬉しかったので
あまり落ち込まなかったことを覚えています。
とにかく薬がもらえるんだ!と、痛みを取ってもらうことに意識は行っていたように思います。
尋常性天疱瘡 これが、今まで隠れていた病名でした。