営業会社である。
タクマはそこの平社員である。
「おまえスロットばかり打ってていいのか??」
そんな負け犬たちのばかげた声をききながら
「てめぇらより契約とってんだろーが!」
営業会社は「数字」とってこそなんぼです。
最近タクマは思うのである・・。
「確かに俺は最強のサラリーマンスロッターだよな」
「でもいまいち、最近つまんねーよな・・」
考えれば打ちはじめて、もう20年近くになる。
オヤジに連れられてガキの頃からホール通い。
ギャンブルを途方もなく愛していたオヤジをみて
「俺はまともになろう」と思っていたが・・。
「血」とはこの事である。
話を戻そう・・。
そう!タクマは最近スロットに対して面白みを失っていた。
どうもあと何ヶ月で消えていくと分かっているスロットを打ちたくないのだ。
そう。Xデイの7月。この世から4号機以前の機種はすべて消える・・。
溯れば・・伝説の吸い込み機「アニマル」を筆頭に
目押しメーター搭載の「ウインクル」や「ベンハー」
7がテンパイすればほぼ2確の「センチュリー21」
そして伝説の単チェリー「アラジン」
(今のアラジンは比べようもない程の名機)
そして、皆さんご存知の・・大量リーチ目のハシリ
「ニューパルサー」 確かに画期的だった。
そして、その頃から人々はスロットに「激しさ」を求めるようになる。
そう!裏モノBモノの時代が到来する。
個人的には・・ズルスベリのスベリマクリで業界で初めて7にブルーを採用した「ドリームセブンJr」
姉妹機でこれまた7絵柄に3絵柄を加えビックボーナス絵柄にした「マジカルベンハー」
そして、魅惑の黒テンパイ「コンチネンタル」
未だに忘れられない猫テンパイ「ワイルドキャッツ」
北電子と言えばジャグラーではなく「アポロン」この音色は最高だった。
スタートレバーをボタンにしてヒンシュクをかった「トライアンフ」
そしてウラモノ末期・・オーソドックスな絵柄とリーチ目なのに
走り出したら止まらない「キングガルフ」「リズムボーイ」
いまだAタイプでのビック回数記録はこいつらだ!!52回!!
人々は狂ったように打ち込み、一喜一憂する。
結果・・ウラモノを製造していたメーカーが処分され
一喜一憂の時代は終わったのだ。
スロット業界に冬が訪れた・・。
ホールには軒並みノーマル機が溢れた。
人々はこの世の中にはもう刺激がないことを痛感し、去っていった。
人生、楽あれば苦ありである・・。
そして・・
時代は流れた・・
そんな時代に神様は「寵児」を生む。
そうストックタイムという寵児を・・・。
つづく・・。





