恋をすることずっとずっと昔 私が少女だった頃 恋は、私の手の届くところにあった 学校に行き 勉強して、部活して 授業の間にあくびして ありきたりの毎日の中に 恋は当たり前に存在した 恋をして笑顔になり 失恋して号泣して そして、また恋をした あれから何年たったのか 私は恋を休んでいる ちがう 休んでいるんじゃない 恋に臆病になってしまったのだ 好きな人のことを思い 涙を流す 軽やかに恋をした私は もう、いないんだ