皆さんは、23日の日曜日が「脱原発」

目指す上で、超重要な選挙の日なのを

ご存知でしょうか。


東京都知事選で、あれだけ「脱原発」

必死に語って、細川さんが当選しなければ

脱原発が終わるかのように言っていた人が、

この選挙の存在には微塵も触れないなんて、

明らかにおかしいと思うんですけれども・・・。


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おいでませ、山口!


23日の日曜日、それは「上関原発」

絶賛建設中の山口県知事選挙の投票日。

物理的に原発を止めることができるかどうか。

しかも、新しく建設しようとしている原発なので、

とても重要だと思うのです。


にもかかわらず、ほとんど誰も触れないし、

誰が立候補しているのかも知りませんし、

何が起こっているかも知りません。


一つ一つの選挙を大事にしよう!


僕たちが国を変えられる権利は、「選挙」

せっかく他の国よりマシな民主主義なのに、

「選挙」を使わない手はないのに、ほとんどの

皆さんが「選挙」に行かないし、興味も持って

いないんですよね。


今までは「みんなが選挙に行かない!」

ただ嘆くばかりで、誰も行動しませんでしたが、

そんな時代は、僕たちの手で終わらせましょう。

皆さんに、「選挙」を知っていただきたい!


ということで、本日は山口県に乗り込みました。

と言っても、僕は山口県に、まったく土地勘なし。

なので、とりあえず新幹線で、「山口」という名の

ついている「新山口」に行ってみたんです。


が、最初から調べておけという話なんですけど、

どうやら候補者たちは、周南市付近にいるため、

徳山駅に行った方が近かったっぽいんですよね。

なので、この日はあえなく駅前のホテルに宿泊!


何もブログになるようなネタがないと思った矢先、

ここでとんでもないドラマが待っていたんです!


おなかが空いたので、ホテルのフロントの

オジサンに、オススメの料理屋さんを聞いたら、

この周辺には居酒屋しかないそうなんですけど、

「瓦そば」が新山口の名物になりつつあるという

話をしてくれたので、食べに行くことにしたのです。


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東海道新幹線が停まる駅だというのに、

駅前のメインストリートにさえ街灯がなくて、

真っ暗だったので、これは翌朝の写真です。


新山口駅前にある「がまぐち」という居酒屋。

ここに、初恋のトモコちゃん以来、22年ぶりに

心が激しく揺さぶられた、超カワイイ女のコが

働いていたのです!


ものすっごくカワイイ!


どれくらいカワイイかと言うと、彼女に会いに、

1週間に1回ペースで、往復約5万円を払って

東京から新山口まで通っていいと思えるほど!


本田翼と互角以上に戦える!


うっかり気を許すと、好きになっちゃうレベルで、

僕はアイドルから女優まで、数々の美女たちと

出逢ってきましたが、彼女と付き合えるのなら、

榮倉奈々ちゃんを諦めても良いと思うほどです。


えぇ、おそらく伝わっていることでしょう。

僕がここまで言うのですから、数年に一度、

出逢えるか出会えないかの可愛さであると

言っても過言ではございません!


「仲良くなりたい・・・。」


はい、どうしても仲良くなりたいです。

まったくお友達になりたくないオジサンには

2年半以上もカラまれ続けている僕ですけど、

こんなにカワイイ女のコとカラんだことなんて

一度もございません!


これは切実なる願いですよ!


しかし、僕は「変態」です。

気を許すと、全身からキモさが溢れ出て、

ロマンチックと同じくらい止まらないのです。

仲良くなりたいのなら、スマートに話しかける

勇気が必要なのに、うっかり話しかけると・・・!


「こんばんは。今日は寒いですね。

あまりに寒いので、厚いコートを着ましたよ。

あぁ、お嬢さんも温かそうな服を着てますね。

ところで、お嬢さんが着ている、その温かそうな

服の下は、何色の下着を着ていますのかな?」


0.5秒で嫌われます!


いけません、ここは慎重に話しかけるべきです。

が、これほどカワイイ女のコになると、どうやって

話しかければいいかが、まったくわかりません!


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ただただ料理が運ばれるのみ。


いきなり、「こんばんは!」とか話しかけても、

僕がイケメンなら挨拶だけでキュンとするかも

しれませんが、オオサンショウウオに似ている

面識のないオジサンが、いきなり挨拶をしてくる

恐怖感たるや、貞子レベルのホラー!


「おいしいですね!」と声をかけることも

考えましたが、「どうおいしいですか?」

聞かれた時に、「噛んだ時に溢れた肉汁が

口いっぱいに広がって、溶けるように喉へと

吸い込まれていく。さすがはA5ランクの肉!

まさに味の宝石箱や~!」と絶叫した日には、

翌日から「彦摩呂」というあだ名をつけられて、

付き合える可能性がゼロになる気がします。


どないしたらええんや!


時間だけが刻々と過ぎ、とうとうアルバイトの

兄ちゃんも仕事を上がる時間になってしまい、

着替えた兄ちゃんが、レジの前の椅子に座り、

ケータイをイジり始めました。


アカン! どうにか仲良くならなければ!


ガールズバーで培った冴えわたるトーク力!

そうだ、ソチオリンピックか何かの話をしよう!


僕は、フィギュアスケートの選手をエロリーな

目線で楽しむ以外、ほとんど見ていませんが、

何気ない会話から僕のインテリジェンスを見せ、

彼女に振り向いてもら・・・・・・・・、っていうか、

さっきから俺の隣でどんだけ携帯イジるんだ!


いけません。今は彼女に集中すべき時なのに、

とっくの昔にバイトの時間が終わっているのに、

僕の隣でずっとケータイをイジっている男性の

店員が気になってきました。


「まさか、あの超絶美少女の彼氏か?」とも

思いましたが、敬語で喋っている感じなので、

付き合っているわけではなさそうです。


むしろ、僕の地獄耳は、あの超絶美少女に

「帰らないんですか?」と質問され、「ちょっと

やることあるから!」と答え、以来、ケータイを

死ぬほどイジっているのを確認しております。


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「瓦そば」が来てしまいました!


どうやって話しかけるかを迷っているうちに、

まさかのメインディッシュまで出揃う始末です。

しかも、仲良くなるためのカードを切らないまま、

時間は夜10時を過ぎてしまい、超絶美少女が

バイトを終える時間になってしまいました。


「こうなったら仕方ない。

超パワープレーだぜ!」


つべこべ言っている場合ではありません。

どうせ二度と会えないかもしれないんですから、

わけのわからない世間話をしている余裕なんて

ありません。いっそのこと、「メールアドレスを

教えてくれ!」の一言で片づけるしかない!


遠くの方で、「おつかれさまでした!」という

かわいすぎる声が聴こえる中、僕は男を決め、

焼酎を注文するでも、枝豆を注文するでもなく、

「メールアドレスください!」の準備をしました。


厨房から出てくる彼女に、絶妙なタイミングで

勇気を120%振り絞って声をかけようとした、

まさにその時!!


「メー・・・・・

「用事終わったー!」


バカ野郎!


くっそ、テメエ! 絶対待ってただろ!

絶対に一緒に帰ろうと思って待ってただろ!

そんな絶妙すぎるタイミングで、携帯をイジる

用事が終わるかよ、バカタレが!!!!!!


だよなー、絶対そうだよなー!

あんなにかわいいバイトの女のコが来たら、

絶対に好きになるよな! 絶対一緒に帰ろうと

思うよな! 性格良さそうだから、「好きだ」って

一生懸命伝えたら、付き合ってくれそうだしさ!


バカ野郎!


向かい風に煽られながら、小雨の新山口を

だらだら歩き、一人でビジネスホテルに戻り、

誰からもメッセージが来ないLINEを眺めて

寝ましたよね。


「前が見えないのは、雨のせいだから!

けっして涙じゃないからな、バカ野郎!」


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翌朝、僕は電車で徳山駅まで戻ることにして、

「山口県知事選」を追いかけることにしました。

謎の失恋感を抱きながら・・・。