先日、全国約３０か所の市民測定所が一堂に
集まる勉強会がありまして、測定技術の向上、
ベータ線やアルファ線核種の測定方法などを
勉強してきました。
日頃から工作活動に励んでおられる皆さんは、
「オマエのようなデマ野郎は出て行け！」と
追い出されることを期待したと思うんですけど、
残念ながら、反応はまったくの真逆。
握手をしたり、写真を撮ったり、名刺をくれたり、
皆さん、とっても温かく僕を応援してくれました。
一般ピープルには、何を言っているのかが
全然わからないマニアックな勉強会だったので、
この話の一部（話せる範囲のもの）は、ぜひとも
メルマガ にまとめさせていただこうと思いますが、
かなり濃厚で濃密な時間でした。
勉強会の後は、「懇親会」という名の飲み会。
かなり良いお酒が用意されていたこともあって、
酒もトークも進んだのですが、全国約３０か所の
市民測定所の皆さんと一緒に何か面白いことが
できるかもしれない！
これはかなりワクワクします！
えぇ、せっかく工作野郎の皆さんが必死なので、
屁をこいたりしながら、一生懸命嫌われるように
努力したんですけど、全然嫌われませんでした。
期待に応えられなくて申し訳ない。
工作野郎の皆さんは、僕がみんなから嫌われ、
ブログをやめ、仕事を失い、人生の路頭に迷い、
何かのバチが当たって死ぬことを祈っていると
思うのですが、現実はまったく違います。
日々の工作活動の成果はなく、仲間が増え、
ブログは続き、仕事もあり、人生の方向性が
ピッタリ定まり、笑神様が降臨してしまう毎日。
僕の大ファンでいてくれる人よりも、圧倒的に
毎日欠かさずにブログをチェックしてくれるので、
何か工作野郎の皆さんの期待に応えられるよう、
嫌われることをしようと思うのですが、わざと人に
嫌われるというのは、けっこう難しいです。
さて、今日の『チダイズム』は、全国各地の
美人奥様から送っていただいた洗濯クズから
空気中の汚染を推測してみようという恒例企画。
「けだまプロジェクト」。
全国約３０か所の市民測定所の皆様をはじめ、
多くの方々に見守っていただいているのですが、
今日も若干１名、実になじんでいる奴が、必死に
吠えておいででございます。
頑張っているのに、誰にも賛同してもらえない。
見ていて痛々しいので、ぜひ「意味がない」と
思っている皆さんは、兄ぃ先生とタッグを組んで、
無駄な時間を浪費していただきたいのですが・・・。
今回、検査をしてみた地域をご紹介しましょう。
ついに、茨城県の検査をしてみようと思います。
（※クリックすると、拡大できます。）
茨城県つくば市千現。
まさしく研究都市といった感じの地域ですが、
今回は、「洗濯クズ」の研究のため、平均を
取らずに、１つの家庭を抽出して検査しました。
旦那さんの職業や、お子さんの部活によっても
数値が変わる可能性は高いと見ていますので、
数値だけでなく、家庭環境も考察に入れながら、
皆さんには、結果だけをお知らせしていますが、
なかなか興味深いデータが得られています。
ちなみに、今回のサンプルとなったご家庭は、
男子小学生のお子さんが大のサッカー好きと
いうこともあり、外で遊ぶ時間も多いようです。
そんなことを踏まえた上で、検査した結果は、
このようになりました。
（※クリックすると、拡大できます。）
「検出」されました。
皆さんに最も参考にしていただきたいことは、
まずは、「検出されているかどうか」です。
そして、検出された場合には、おそらく多くの
人たちは、「どれくらいなの？」と聞きたいと
思いますので、あくまで「目安」としての数値を
公表しております。計算すると、こうなりました。
2.4Bq/250ml
同じ「つくば市内」でも、やや高めの傾向に
あるかもしれませんので、ぜひ確認してほしい
ことがあります。それは、お子さんがサッカーを
楽しんでいる校庭の土のセシウム濃度です。
まずは、その校庭は除染されているかどうか。
続いて、その校庭の土が何ベクレルぐらいか。
サッカーをするような比較的固い土であれば、
表層の部分（深さ約５センチ）で、構いません。
可能であれば、１ヶ所ではなく、複数の地点を。
低価格で検査をしてくれる市民測定所もあり、
手軽に安全を確認することができますので、
ぜひ検査をしてみていただきたいと思います。
（※クリックすると、拡大できます。）
「サッカーをするな！」とは言いません。
校庭の土から高い数値が検出される場合は、
表土を削るだけで、線量を下げることができ、
今までより安全にサッカーができるはずです。
また、家の中を比較的キレイに掃除するなど、
やろうと思えば、できることはたくさんあります。
大切なのは、「数値を知って対策すること」。
他の地域に比べて、「つくば市」が特別に
危険な場所かと言われたら、数値の上では
「そうではない」ということは、よくわかります。
何事も知るところから始める。
「知れば不安は解消される」。
工作野郎の皆さんは、僕を「不安の伝道師」と
煽ってくださっていますが、僕がやりたいことは、
「ちゃんと事実を知って、その上で行動する」。
まずは目安となるデータを示すことで、２次検査、
３次検査で、より詳細なデータに結び付けていく。
みんなが少しずつ測れば、データが共有され、
より多くの人に、参考にしてもらえるようになる。
これからも、もっと検査していこうと思います。