最近、良い本に出逢えている気がするなぁ。
これは母伝いに知った。
『ジョコビッチの生まれ変わる食事 -あなたの人生を激変させる14日間プログラム-』
ジョコビッチが世界王者になる少し前まで、彼を阻んでいたものがあった。
それは食事(小麦)だったー。
「何」を、「どう」食べるのか。
“自分と向き合う” というのは性格だけでなく、
食事もその一つだな、と、改めて考えさせられた。
他に、セルビアに生まれ(全くテニスの人気のない国)、戦争を経験したことなども書かれてあり、
食事において、そして、それだけでなく生きていく上においても頭に置いておきたい言葉がたくさん詰まったとても良い本でした。
これもしばらくバイブルになるだろう~

(小麦(グルテン)や乳製品、砂糖が及ぼす弊害は割愛)
“ツアーに参加する他の選手と同じくらい練習しているこの私が調整不足ということはありえない。にもかかわらず、大舞台で世界最高の選手たちと対戦すると、最初の数セットはいい勝負ができるのに、突然倒れてしまう。
私の症状は杞憂ではなかったし、単なる喘息でもなかったし、強い相手に萎縮するという話でもなかった。私は、間違った食事をしていた男だったのだ。”
“私の血液検査結果が戻ってきたときの衝撃は大きかった。
私は小麦と乳製品に対して強い不耐症があり、トマトに対しても少し敏感だったのだ。
「今後、君の体の機能を上げたいのであれば、パンを食べるのはやめなさい。」セトジェヴィッチ博士が言い渡した。
「チーズもダメだね。トマトも減らすことだ。」
「先生、待ってくださいよ」。私は抵抗した。
「うちの両親はピザ屋なんですよ!」”
“私の体が重くて、動きが鈍くて疲れやすかったのは、ふつうの人とほとんど同じような食生活をしていたからだ。
私はまさにセルビア人(またアメリカ人)のように、ピザやパスタ、パンなどのイタリア料理を、少なくとも1日に数回は肉料理と一緒に口にしていた。
そして試合中もエネルギー補給になると信じて甘いスナックバーやその他の糖分が含まれた食べ物を口にして、これだけ練習しているのだからと近くのトレイにあるクッキーまで存分に食べていた。
だが、当時の私が気付いていなかったのは、こういう食べ方をしていると体内に炎症という症状を引き起こしてしまうことだった。”
“私が一番驚かされたのは、わずかな変化なのに、もたらす効果があまりにも劇的だったということだった。
私はただ、グルテンを数日間排除しただけなのに、私の肉体はすぐに良い方向に向かったのだ。心身ともに軽くなり、速くなり、クリアになった。
2週間後、私は、人生が大きく変わったことを実感した。”
(その後乳製品と糖分も減らす)
“新しい食事にしてから最初の3ヶ月で、体重は82キロから78キロまで落ちた。
家族と友人がやせすぎではないかと心配するほどだった。
だが体のキレがよくなり、神経はさらに研ぎ澄まされ、かつてないほど活力がみなぎるようになっていた。”
“実際、ここで私がお話しする内容は厳密な意味で「食事」の話ではない。”
“「…しなければならない」(Must)という言葉自体がおかしいのだ。
あなたの肉体は私の肉体とはまったく違う代物だ。
一人ひとりが違い、同じ人は世界のどこにもいないのだ。
だから、私にとって最高の食事を、あなたにとってもらいたいわけではない。
ただ、あなたにとって最高の食事が何かを知るための術を伝えたいだけなのだ。”
“グルテンを14日間だけやめてみて、どういう気分になるか試してみてほしい。
そして、15日目に、パンを少しだけ食べて様子をみてほしい。
“あなたがその気になりさえすれば、自分自身の食事、そして人生そのものをコントロールできる。あとは、やってみるだけだ。”
“戦時下で育ったことで、私はもう一つ貴重な教訓を得ることができた。
オープンマインド(開かれた思考)で、新しい手段を求めることをやめてはならないということだ。”
“だが年齢を重ねるにつれ、これまでの食べ方や生き方にしがみついていると、さまざまな問題に直面することとなる。だから、食べ方を変える必要があるのだ。
そしてこの変更は決して困難なものではない。
何より、その報酬は計り知れないほど大きい。”
“テニスが与えてくれた一番の贈り物は、海外を旅する機会だ。他の文化を目にする機会を与えられることにより、さらに開かれた思考を手にすることができたのだ。
前にも言ったが、共産主義体制下で生きるということは、オープンマインドになるよう教わるチャンスがないということだ。”
“今日の、あらゆる国で今も恐怖は続いている。
われわれは十分満たされないことを恐れている。十分な食べ物、お金、あるいは安心がないことを恐れている。
だから私たちはこれでもかというほど働きまくり、歩みを緩めることを恐れるからファストフードや加工食品で空腹を満たしている。
すると私たちの肉体が抵抗する。そしてお腹が痛い、頭痛がする、背中が痛むといって病院に駆け込むわけだ。
私たちは治癒を望み、症状を抑えるための錠剤をもらうが、この錠剤は私たちの本質的な問題を絨毯の下に押し込んで隠すだけだ。
これがそれまでの私の生き方だった。”
“今や私の献立は東洋の料理抜きにしてはありえない。”
“正しい食べ物を選ぶということは、単に肉体的なスタミナにつながるだけではない。忍耐力、集中力、前向きな態度にも、つながるのだ。”
“もしあなたがオープンマインドでなければ、正しい方法は一つしかないと信じさせたい人たちに簡単に利用されてしまうだろう。”
“人生の全てはバランスと中庸だ。”
“ゆっくりと意識的に食べよう”
“奇異に聞こえるかもしれないが、もう一度言っておきたい。肉体は、食べ物と一体になる必要があるのだ。”
“私は食事のためにテーブルにつくとき、まずは短いお祈りから始める。
私は目の前に食べ物があることを当たり前だと思ったことがない。
つねづね食べ物は恵みであると自分に言い聞かせている。”
“悪い食べ物を食べれば、肉体はそれを知ることになる。そして体は叫び声をあげてシグナルを送ってくるはずだ。
眠気が襲ってきたり、消化不良が起きたり、あるいは頭痛とか頭がぼんやりするとかだ。
もし今の外見または気分が嫌だと思っているなら、これもまた情報なのだ。”
“グルテンを含む食物はうつ病や無気力、あるいは痴呆や精神疾患にさえもつながっている。”
“あなた自身だけがあなたに関する最終的な権威なのだ。
時には何か新しいことを試してみて、自問して自分自身の答えを見つけなければならないときがある。
「これは私に有効なのか?」
この本当の意味がおわかりだろうか?
自らに対して客観的に分析しなければならないのだ。
そこにはオープンマインドが必要となる。
それができる人は多くはない。いやほとんどの人はやろうとすらしない。”
“あなた自身に関する真実を受け入れること、変わっていくこと、分析することを恐れないで欲しい。いろいろな自問を投げかけてみてほしい。客観的であろうとしてほしいが、懐疑的にはならないでほしい。そして前向きであってほしい。こういうエネルギーが体内を満たすと、文字どおり健康、体力が向上し、そして結果全体が良いものになるのだ”
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