昨年、振付で少し携わらせて頂いた作品。 無言劇と踊りだけで表現する舞台。 小さなカンパニーとして今、ヨーロッパの小さな劇場を旅しています。 ヨーロッパからの便り。 大変なときに、無事に行って無事に帰ってきてくれることが1番の願い。 ただ、こうした作品が海を越えていくというのは制御なく行ってもらいたいと思う。 日本人とか外国人とか区別するのも可笑しな話だけれど、 にしかわからない、知らないこと、 でも今は同じ、その地でもあるだろう、 身体をつかった心をつかった表現で表現するというそれはどこへ行っても伝わるはずと願う。 わたしの母は戦争経験者で。 小さな頃はその当時の洋服を作ってくれたり、食事なんて言えないようなおやつなんて言えないようなごはんやおやつを作ってくれたり。 それは母にしかできなかったこと。 それと同じ。 このような女性がいたんだと知った女性たちは、どんなことを抱くだろう。 世界には想像を超えたことをする女性が沢山いる。 年齢も超えて。 国境を超えて。 振付なんてたかだかなんだけど、 そんな何かをやる女性の1人でいたいと無力ながら思う。 静かな朝。 そろそろ今治。 バスから見えるこんな静かで平和な朝を通り過ぎながら。 ヨーロッパからの便りを いろいろと考えないでいられない。 わたしも近い将来、作品と一緒に旅をしようと思う。

Shizuho Itonagaさん(@shiii_on)が投稿した写真 -