同時期に2本のTokaiが。
1本目、後輩からメンテナンス依頼。
Tokai BREEZYSOUND 81年製
恐らくTE50 4Pアルダー、ローズネック
依頼内容は1弦ペグ、ジャックプレート欠損、その他全般点検清掃。
ペグはプレートだけ残されていた状態。
一見通常のクルーソンタイプに見えるがTokai独自の製品。なるべくオリジナルを残そうと思いましたが互換性が無い為仕方なく交換。
オリジナルのプレート部分
赤い丸のカバーをかしめる箇所が通常のクルーソンタイプであれば中央の穴1つなのに対しTokai製は穴2つでかしめる独自方法。
ジャックプレート交換(ESP製)
トラブルがないため自分のテレキャスターも全てこのジャックプレートに交換してます。
その他色々診た所、
•6弦サドルイモネジ固着→手持ちの6wayに交換
•リヤPU断線→手持ちのBREEZYオリジナルに交換
•ネック波打ち→これ以上は弦高下げらないかな…
今回はここまでで終了。
ミドルがしっかり出てなかなかよい感じ。
自分が持ってるBREEZYはオリジナル度がかなり低いのでこれはこれでいいなーと感じました。
2本目、とある地方で捕獲してきました。
Tokai SilverStar ??年式(スパロゴ)
アッシュ(セン)2P、メイプルネック
見ての通り酷い状態。
•白と茶色の塗料で雑にペイント
•故意?につけた深めのスクラッチ傷
•沢山ビスの頭がなめてる
手始めに塗料を落としてみる。
#800くらいからヤスって行きましたが頑固で果てしない為アセトンを使った所白い塗料はみるみる落ちて行きましたが茶色はやはり頑固で、仕方なく傷がなるべく付かないように慎重にスクレイパー、カッターの刃などで刮ぎ落として行きました。
水研ぎ#800→#1000→#1200→#1500→#2000→ポリッシュ。
PUカバーも同様にアセトンを使った所塗料は落ちたものの粉を吹いたようにスカスカな感じになり再生不能だった為ノブと合わせて白に交換。
本当は一時期話題になったジョンメイヤーのSilverStarと同じくメイプルネック+ブラックパーツが良かったんですが手持ちがないので仕方なく。
スクラッチ傷のタッチアップ。
なめてるビスの交換。
以前持っていたSilverStarはアルダーの寄せ木(6P)のようなボディでしたが、こちらはアッシュ(セン)のセンター2Pで驚くほど塗装が薄いです。
ポリッシュする際少し気を抜くと色が剥げます。
バックコンターとか剥げました。
以前持っていた物との材質の違いなのかかなり抜けのよいキラキラした音です。
今後、PUはオリジナルのままリード線から全てclothwireにしサーキットも交換しどんな音になるのか楽しみ。
注文した部品が待ち遠しい。