今日、映画版「RENT」をリベンジしました。
一年くらい前かなー。開始5分 ロジャーとマークが歌い始めたあたりで・・
「飽きた」
と電源を切り、そのまんま。
うちの主宰をはじめ、あまりに多くの周りの方々が賞賛しているもんで、
また気になってしまい。
今日見たのはそれだけじゃなかったのかもなぁ。
色々と悩んでいたというか、考えていたときで、ふと「今RENTが見たい」って思ったの。
ちょうど「Out Tonight」を歌のレッスンで始めたばかりだったし。
観始めたら、なんで最初に見たとき駄目だったのか、もう理解に苦しんでしまいました。
サントラは一年前に聴いていたんで、曲は全部知っていたんだけどね。
うーん なんか引き込まれてしまいましたね。
曲もそうだけど、内容もね。
一番印象に残ったのは、AIDSの人たちの集まりで、人がどんどん消えていくシーン。
はっきりとは示していなかったけど、みんなどんどん死んでいってしまって。
そして最後はエンジェル・・。
あ、ネタバレもいいところですね。
そもそも観たことない人には「エンジェルって誰じゃ?天使か?」ですよね。
テーマ的には「ドラッグやAIDSに負けないで、自由に今を生きよう」っていうことだと思うんだけど、
あれを日本人が観た場合、
どうもドラッグやAIDSに肯定的意見を持ってしまうんじゃないかって若干心配。
いやもちろん病気自体に肯定的な考えをもつことはいいことだと思うんです。
今の日本はそんなに偏見を持っている社会ではないとは思うけれど。
ただ、RENTはそういう苦しい状況になっても、頑張って今を生きようっていうテーマなんだけど、
それを刹那的に生きることと勘違いしてはいけないんだよね。
「未来も過去もない。今も生きる」っていうのは、「未来も過去も関係ないから、今楽しけりゃいいじゃん」
っていうのとは違う。
今度日本で日本人が舞台やるけれど、そのへんを訳とか演出でもっと分かりやすくしてほしいなーってちょっと思いました。
映画を観て、「Out Tonight」を歌うミミの気持ちがすこし分かった気がする!
あ、モーリーン役の女優さん、WICKEDのCDでエルファバを演じていらした方ですかね?
高音が本当に素敵です。かっこいいのに透き通っている。
さーリピートしまくろーっと。