東京中日スポーツより鉛筆

 創業者の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受けて17日から社名を「SMILE―UP.(スマイルアップ)」に変更するジャニーズ事務所は、16日をもって1962年の設立以来61年続いた屋号を下ろす。公式グッズを取り扱うジャニーズショップも同日の営業をもって終了する。
 社名の変更は今月2日に行われた記者会見で、東山紀之新社長(57)から発表された。新社名は2018年7月にジャニーズが立ち上げた社会貢献活動「Smile Up! Project」に由来。公式サイトでは「弊社が今置かれている状況下、何よりも誠実に実行力をもって被害者救済を行っていくためにも、タレント、社員が一丸となって向き合っていくその気持ちと姿勢、そして支えていただいている多くのファンの皆様への感謝を新社名に込めさせていただきました」と説明している。
 なお同社は、被害者との対話、被害の補償等に特化して活動を行い、これらの役割を終えた後に廃業する。一方で現所属タレントと社員を所属させる新会社を設立し、社名はファンクラブで公募する予定。また、「ジャニーズ」の看板を下ろすことに伴い、「関ジャニ∞」や「ジャニーズWEST」などのグループ名が変更されるほか、ジャニーズJr.のファンクラブ「ジャニーズジュニア情報局」も「ジュニア情報局」に変更される。