1ヶ月前、たまたまBASE METALを
観に行った時に見つけた１枚のチラシ。
何となく面白そうという直感で、
チケットポチって行ってきました。
あんまりミュージカル俳優さんには
詳しくないので、知らなかったのですが、
錚々たるメンバーが揃ってられたようです
どの方も歌が上手い❗️
めっちゃ難しいナンバーばっかりなのに、
朗々と歌い上げます。スゴイ！
伊礼さんのハイトーンヴォイスには
初っ端から度肝抜かれました
掛け合いになっても、お互いに全然負けない。
そして、各役者さんみんな所作が美しい。
マントを華麗にさばくようすに惚れ惚れしちゃう。
そして、ダンスも上手い❗️
も〜、飛んだら跳ねたり回ったり、
スゴイ活動量！スゴイ迫力！
ストーリーも面白くて、あっという間に
終わってしまった感じ。
で、兵庫公演も全て終わったので…
ネタバレな感想をば。
主役なのにアーサーが
一番救われてない気がするw
出生について彼には全く罪はないのに…
全てを背負わされ、
異母姉モルガンには逆恨みされ、
国一番の騎士メレアガンには八つ当たりされ、
唯一自分で選んで愛した人
グィネヴィアには裏切られ…。
エクスカリバーを抜いて、
この人は幸せだったの？？って言うのが、
直後の感想ですw
愛されたかったモルガンは
最後に愛を与えられ、
選ばれなかったメレアガンは
２回も倒され引導を渡され、
グィネヴィアは最愛の人と
心を通じ彼を思って生きることを許され、
ランスロットは愛する人の腕の中で
最期を迎えられ…なのに、
アーサーは周りに救いを与えてるだけで、
救いがないのよ！！
それでも、国民のために生きるしかないと
覚悟を決める彼がカッコいいけど、切ない。
メレアガンは国一番の騎士で、
真っ直ぐに努力してきた人だったのに、
アーサーによって予定が狂わされ…
歪んでしまったね。
一幕の最初は、正直アーサーより
メレアガンの方に感情移入してたのに、
途中から歪んでしまって
「地位を奪うこと」
が正義になってしまってたのが哀しい。
民に心を寄せたアーサーとの対比よ…。
それにしても、グィネヴィアが納得いかん。
彼女の行動がアーサーとランスロットの
2人のイケメン騎士の名誉と栄誉を
奪ってるやん。
運命の愛…と言ってるけど、
閉塞した状況を変えてくれる人なだけでしょ。
あそこで無理矢理に
ランスロットの気持ちを暴かなければ、
彼は恋心を秘めたままで
王の騎士として生きていったのに…。
最後もカッコよく「許さないでください。」
って、許されたら居心地悪いの自分だもんね。
なんか彼女の行動が自己満にしか見えん。
モルガンは、可哀想すぎる。
トラウマが酷すぎて…。
でも、超ワルだわ。
安蘭けいさんが、美しくカッコよく
演じてられました。
宝塚時代以来、久しぶりに彼女を
舞台で見ましたが、全く衰えない美貌に
モルガンと同じ魔女ちゃうか？と
思ってしまったw
ガウェイン、この人が一番❗️
騎士らしい騎士でした。
よう分からん王が誕生しても、
きちんと剣術を教え、王として敬い、
ランスロットが出てきて王の信任を得ても、
静かにただ王のそばに控え…
ひたすらにアーサーに忠誠を誓う。
彼こそが騎士の中の騎士‼️
これから、アーサーの側に
ガウェインがいることが、
アーサーの救いとなって欲しい。
あかん、話が長くなってしまった。
続きます。