もう少しだけ書かせてください。

演じている時だけが、演技じゃない…
待っている間の役者さんを眺めるのも
楽しい。
信長様は鷹揚に座って魔王の貫禄。
安元さんは、座る時にサッと袖を後ろに流し
左手は腿に、右手で机の上に置いた台本を
なぞるスタイル……。
腿に置いた指の先まで神経が行き届いてて
とても美しい。。。
こういうところに惚れるんだよなぁ(*´꒳`*)


カーテンコールの安元さん

微動だにしない。

マチネの時は目線はやや伏せたまま。

ソワレの時は真っ直ぐ客席を見てました。

はぁ〜、カッコ良き。、

様々な感情を押し殺しているようにも

感極まって泣きそうなのを

我慢してるようにも見える……。


今回、藤沢朗読劇恒例の

カーテンコールでのご挨拶は無し。

時世柄仕方なしとはいえ、

ちょっと寂しいですね。


マチネでは、1回目のカーテンコールで

幕の降り際に平田さんが

ありがとうございました!

と声を出してのご挨拶。

2回目のカーテンコール。

安元さんからも「ありがとうございました」

の言葉が。

我慢しきれなくなって漏れ出た言葉に

聞こえて、胸が熱くなりました。

何か一言でも溜まってた思いを

伝えてくださったみたい。


ソワレでは、諏訪部さんが代表して
ご挨拶……。
ところが、途中で感極まって
言葉に詰まる場面も……
あの諏訪部さんが!!とビックリしつつも
半年以上お客さん入れて
お芝居できてなかったんだよなぁ。
と思うと、例え間を開けての客席でも
お客さんがいる事を感じたら……
胸にくるものはあるよなぁ〜と
こちらも涙・涙・涙

何故、今『信長の犬』を公演されたのか?

こんな今だから、信長の犬なのですね。

・離れていても気持ちは繋がれる

・命とは誰かの為に生きること

このテーマが心に染みます。

私が一番好きなシーンが、

ルキフェルが「俺には何も無い……」と

嘆いたところに、瑠璃丸が

「命がある!」と言い切るシーン。

利久の秀吉に対する「こうなりたいと

思って生きていけば何にだってなれる」

という台詞と対になるのかしら?

命があれば、未来は変えられる

そんな意味にも捉えられますね。



そして、舞台によって

感情を揺さぶられて、元気をもらうこと

この大切さ……舞台は不要不急じゃない。

人が人らしく生きる為に必要なモノ。

エンタメは負けない。

安元さんの呟かれる言葉が重いなぁ。


こんな時に、わざわざ東京行くなんて…

たかが芝居の為に……

そんな非難を浴びての上京でした。

でも、やはりコレは私にとって必要。

そりゃ、リスクがあるし、いつでもOKに

ならないのも分かってる……でも、

それでも、私には捨てられない。


1日でも早く、前のように舞台を

楽しめる日々が来る事を祈るばかりです。


結局、終演後はどこにも行けず……

〉22時にはお店閉まっちゃうから


なので、帰りの新幹線で

祝杯をあげるコトにした。

昨日、安元さんも手を付けたであろう

弁松の赤飯弁当❣️

弁松さんのお弁当は小さい時から大好き。

甘くて醤油が濃くて……関西にはない味。

栗きんとんと生姜と昆布の佃煮がたまらん。

お供に酔鯨を選んでみました。

甘っ辛いおかずとスッキリの日本酒が合う!

余韻に浸りながら、2時間半を楽しみます。


最後は飲んだくれブログだなw

お付き合いいただき、

ありがとうございました。