B'z 49thシングル Don't Wanna Lie の2nd Beat として収録されています。
作者がその頃よく見ていた光景がヒントになって書き上げられた詞だそうで、 Homebound とは【家に帰る】という意味になります。
内容はタイトル通りで主人公が家に帰る道程を描いています。
家に帰るだけですからね、特別難しい表現はありません(笑)
しかし御多分に洩れず本詞も情景描写が非常に優秀。
『紫の空のかなた 金星が輝きだし 太陽はその光の最後の一滴しぼる』
なんと素晴らしい情景描写でしょう。
ただひと言、黄昏時で済むんですよ?
それをこんな風に表現するなんで…
特に「太陽はその光の最後の一滴しぼる」という描写はピカイチ。
情緒がありますよねぇ。
日に日に暗くなるのが早くなってくるとつくづくこのフレーズが心に沁みます。
それはやはりこれが冬の夕暮れの描写だからでしょうか?
いや、そうだと断定出来るフレーズはないんですけどね、なんか冬っぽいww
本当に家に帰る道程を描いているだけだし、本当に難しい表現がないので特に書けることもないんですけど、最後のフレーズが好きです。
『置き去りの雑誌に 素敵なニュースが見えても うらやむことはない あなたが待ってるから もうすぐ帰るから』
雑誌の素敵なニュースって何だろ?とか余計なことを考えてしまうんですが、日常的な表現のおかげでなんだか暖かい気持ちになれるんですよね♬
『優しく響く声 街の名を告げれば 良いことが近づいてくる あなたが待ってるから もうすぐ帰るから』
こちらのフレーズも同様にとても暖かい気持ちになれます♪
「優しく響く声 街の名を告げれば」の意味だけちょっと不明でしょうか?
最初はタクシーに乗ったんじゃないかと思ったんですが、そうなると「優しく響く声」の意味がわからない…
そもそも「止まった駅」って言っているので移動手段は電車と考えるのが妥当でしょう。
ならば「優しく響く声 街の名を告げれば」は電車のアナウンスしかないんですよね。
ただの電車移動なのに、なんて素敵な表現をするんだ(笑)‼︎⁉︎
個人的な思いとして、本作品の収録が C'mon じゃなかったらもしかしたらそれほど心に響いていなかったのかもしれません。
震災の影響で日本中が文字通り暗くなっていたあの時、いつもと変わらない我が家の灯りに幸せを感じた方も少なくないでしょう。
そういう経験を経たからこそこの曲の暖かさがより一層増したように思います。
本詞の魅力は大切な人と共に過ごす時間が本当はとても貴重なものなんだと改めて感じさせてくれるところにあるのではないでしょうか☆