茂朱(ムジュ)2日目の朝。
こちらが茂朱郡庁。
更に進んで路地に入ってみたところ、いい感じの石垣塀が。
ガスっていますが、のどかな風景です。
お高い쏘가리(ソガリ)をはじめとした川魚もどっさり売られていました。
こちらは日本式家屋ですね。
散策でお腹が空いたところで、前日の晩に訪ねたチャモジュクへ。
程なくして、前日オーダーしておいた茂朱(ムジュ)名物の魚のお粥(어족)が出てきました。
魚の骨や身から出た濃厚な出汁の食欲をそそる香りが、鼻をくすぐります。
スジェビ(すいとん)まで入っていて、最高の朝食に
食後、予めネットで申し込みしておいた茂朱郡バスツアーに参加しました。
ツアーコース(10~18時)
茂朱九千洞渓谷探訪(무주구천동계곡탐방)
自由昼食
羅済通門(니제통문)
バンディランド(반디렌드)
マルワイン洞窟(머루와인돈둘)
赤裳山展望台(적상산 전망대)
ツアー料金は5千ウォン(バンディランド入場料 3千ウォン、マルワイン入場料 2千ウォン、昼食費は別)
ベテラン解説員が添乗したバスは、最初の目的地である徳裕山国立公園の入口へ向けて出発しました。
途中車窓から茂朱湖(たぶん)を眺めながら、約40分で目的地に到着。
南は徳裕山(1614m)の頂上から北へ約36km続く九千洞(クチョンドン)渓谷のトレッキングを。
九千洞の名前の由来には諸説あるようです。
かつて九千人の僧侶が住んでいたという説、九氏と千氏が多く住んでいたという説、そして山が連なり深い場所にあったことから付いたという説があるそうでして、大勢の人が住んでいた(駐屯した)という意味の九千屯が九千洞になったとも考えられているようです。
みんなで集合写真を撮影した後、自由昼食を含む2時間15分は、自由に散策してもよいし、徳裕山国立公園のガイドさんの説明を聴きながら一緒に散策することもできました。
折角なので、ガイドさんの説明を伺うことに。
なんとこちらの女性は、結婚して茂朱に十数年住んでいらっしゃる日本人の方でした(説明は韓国語only。かっこいい~)。
新緑の山の中は、マイナスイオンたっぷりでひんやりと気持ちが良かったです。
川のせせらぎが、耳に心地よく聞こえてきました。
ガイドさんが木に断りを入れてから(笑)、数種類の木の葉をちぎっては参加者に回し、香りを楽しみました。
生姜のような香りがするので생강나무(生姜の木)という名前が付いたという木もありました。
この日はむちゃくちゃ暑かったのに、山の中は全くの別世界。
できれば終日ここにいたいくらいでした。
結構厳しい下りが続きましたが、小中学生の子たちの方が怖いもの知らずで足早に降りていました。
今は咲いていない花の写真のカードをかざしながら、「こんな白色の花が咲くんですよ」と説明してくれるので、とてもわかりやすく楽しめました。
ツアーのホームページには、「楽な服装と歩きやすい靴で」と注意書きがあったんですが、先日の登山とは違い、みなさん結構ラフな服装でいらっしゃっていました。
こちらの橋の手前で、約35分のツアーガイドさんの説明は終了。
そうそう、ガイドさんの話によれば、2011年に公開された朝鮮王朝実録の再生をテーマにした映画「달빛 길어올리기」(月の光汲み上げて)の撮影が、この辺りで行われたそうなんです。
舞い降りた2人の天使が、月明かりの下でダンスをしているように見えるという月下灘。
35分掛かって、ようやくバスが待つ駐車場付近まで降りてきました。
なんてのどかな光景なんでしょう。
熱心に呼び込みをしていた食堂に入り、昼食にキノコのクッパをいただきながら、乾いた喉をビールで潤しました。
茂朱九千洞渓谷(무주구천동계곡)
住所 茂朱郡雪川面三公里(무주군 성천면 삼공리)
コネスト地図