益山最後の晩餐は、特産の長芋を使った韓定食フルコースをいただくことができるポニャン(보향)へ。
夜だと真っ暗で見えにくいだろうから、朝方通った時に撮影しておきました。
エントランスだけ見ると、なんだかラブホみたい(苦笑)。
益山でドラマ「大王四神記」のロケが行われたからでしょうか、ヨン様が来店されたそうです。
私たちは、そのお隣の部屋に通されました。
20品のお料理が出るという、1人前23,000ウォンのコースにするつもりだったんですが、事前に益山市庁の方が予約をしてくださっていました。
どうやら薯童(ソドン)と善花(ソンファ)の愛がテーマとなっているコースらしい。
まずは、「誕生」というテーマのこちら3品。
サツマイモのサラダにむかごがコロコロと。
ドレッシングにも長芋を使ったサラダ。
「幼年期」と名付けられた3品。
漸く温かいお料理が出てきました。
しゃもじの上に乗せられているのは、牛肉ミンチと長芋のチーズ焼き、中央は長芋の天ぷら、そして恐ろしいくらい甘いチャプチェ(泣)。
「青年期」がテーマの3品。
冬以外に食べたのなら、少しは美味しく感じたのかもしれませんが、身体が冷え切っているのに、冷菜ばかり次々と出されてもちょっとねぇ。
と思っていたら、ムール貝と長芋の炒め物、長芋の酢豚風が登場。
でも、すでにお腹いっぱいに。
長芋、サーモン、ギョウジャニンニクの葉っぱの三合。
1本○千円するはずの山人参ではないですか!
山人参の効果を充分に引き出すためには、しばらくは何も飲んだり食べたりしちゃいけないと、以前伺った山人参農家の方に伺ったのに、食間で食べちゃっていいんですか?(苦笑)
なぜか真っ黒い色をしているアワビ。
そんな私を元気にしてくれたのが、待ってましたマヤクチュというアルコール(笑)。
麻薬酒じゃありませんよ。마(マ)=長芋 약주(ヤクチュ)=薬酒。
百歳酒のような漢方の香りがする、私好みのお酒でございました。
冷え切った身体を温めてくれたピリッとしたスープ。
あっさりとした白湯スープで、これはおいしかったです。
お腹がはち切れるほどいっぱいになり、退散しようと席を立ったところで、お店の方が「これからお食事がございます」
えっ?まだ続くの?
エンドレスな長芋コース料理。
マヤクパッ(마약밥)には、長芋の他にいちじく、ナツメ、鹿の角、黒ゴマなど、身体によさそうなものがどっさり入っていました。
以下の3品は、お腹がいっぱいで全く手を付けられず。
あ~、勿体ない!!!
マフラーを巻いた「冬ソナ」のミニョン(ヨン様)に見立てたお料理だとか。
長芋にコノワタ(ナマコの卵巣)と思われるこちらは、扶安(プアン)と群山(クンサン)を結ぶ防潮堤セマングムをイメージしたものだそうです。
そしてこちらがオバマ。
オ=きゅうり(オイ)、バ=ハーブ、マ=山芋。
食後のデザートまで、オリジナルの長芋菓子。
後からこちらのコースは一人前7万ウォンの舎利荘厳定食と伺い、になってしまいました。
接待向けのコースですね。
私のようなパンピーには、勿体なさすぎる感じがしました。
そして、益山市庁が用意してくださったこの日のお宿は、夕方訪れた熊浦(ウンポ)にある熊浦灌域活性化センター。
チェックイン時間を大幅にオーバーしているようで、かなり飛ばしましたが、なんだかんだで1時間くらいかかりました。
子供たちのためのレクリエーションや体験施設のようで、この日も大勢の高校生が訪れていました。
そういう施設なので、アメニティはフェイスタオルと石鹸、ドライヤーのみでした。
見晴らしが良いからと、私一人のためにこんなに広いお部屋を用意してくださいました。
でも、背中や腰にダメージを与えるため、布団で寝るのを避けている私には、オンドルでの就寝は辛い。
クローゼットにあるすべての布団を重ねて、敷布団にして寝ました(笑)
特別に高校生たちが届けてくれた、パンとコーンフレイクの朝食をいただき、たくさんの楽しい思い出の詰まった益山を後にし、次の目的地 群山(クンサン)へ向かいました。
益山市庁のみなさま、本当にお世話になりました。
ポニャン(본향)
住所 益山市新洞130-6(전북 악신시 신동139-6)
電話番号 063-858-1588
営業時間 12時~22時
年中無休
熊浦灌域活性化センター(웅포관역활성화센터)
住所 益山市熊浦里845-3(전북 익산시 웅포면 고창리 845-3)
電話番号 063-861-6627
ホームページ http://www.ungpo.net/
体験: 自転車乗り、トラクター体験、工芸品製作、ブルーベリーホットクやヨモギジョンなどの調理体験など
宿泊: 2名室 4万ウォン
5~7名室 5万ウォン(5名基準、1名追加ごとに1万ウォン)
10~15名室 10万ウォン(10名基準、1名追加ごとに1万ウォン)
朝食: 20名以上(7千~1万ウォン)