大好きな女優さんの中の一人

草笛光子さん。


御年90歳との事、

それを記念した作品を

観てきました。


九十歳何がめでたい


佐藤愛子さん著の

原作を元に作られたのですが


佐藤愛子さんのエッセイは

実家に沢山あったので

昔から面白い作家さんだな、、と

思っていました。


佐藤さんは去年100歳になられたそうで、

草笛さんは90歳。


私は来月で55歳。

まあまあ大人だと思っていますが


今日この作品を観て


大先輩方に

「何を言ってんだ、ハナタレが!」

と、叱咤激励されたような

「まだまだ楽しく生きられるわよ」と

優しく諭されたような

不思議な感動がありました。


自分の人生に

自分で見切りをつけてはいけない


生きていく楽しさ、嬉しさ

そして時々は辛さや悲しさ

それも人生の醍醐味


歳を重ねると

体力も落ちるし

物覚えも悪くなる

新しい事への興味も少しずつ薄れる


でも悪い事だけじゃない


様々な経験から

色んなアクシデントに

動じなくなれる。

受け入れるキャパも大いに広がる

赦せることが増えると

赦してもらえる事も増える


何でも白か黒で生きてた若い頃より

グラデーションができて

ゆるーっと生きられる楽しさ。


若い時には思いもしなかった

いい事が待っていた。


だから、

55歳の私にはまだ分からない

90歳や100歳の世界


じっくりと楽しみながら

その道へ行ってみたくなりました。


ありがとうございます

草笛さん、佐藤さん。


とても面白く、じわじわと

心温まり、ユーモアあふれる作品です。