私自身はそれほどジブリ作品の大ファン

という訳でもありません。


でも、

子育てを経験する過程で

ジブリ作品は折に触れ、鑑賞してきました。


特に

「ハウルの動く城」と

「千と千尋の神隠し」は

子ども達が大好きな作品なので

我が家にDVDやビデオテープがありました。


最後に観たジブリ作品は

「崖の上のポニョ」だったから


今回のジブリ作品は実に

10有余年ぶりでした。


君たちはどう生きるか


本当は

米津玄師さんがエンディング曲を

担当すると聞いて

観に行きました。


さて、

本題ですが

率直な感想は


「宮崎駿さんらしい作品でありながら

ジブリ作品らしからぬ作品」

と言った感じでしょうか。


それと、

先述した

「ハウルのー」の作品と

どこか重なるような、、


なかなかに難しい話だと思います。


でもその難しさこそが

宮崎さんがおっしゃりたい事なのかも

とも思います。


人の人生はそれぞれ。


一つとして同じ世界はなく、

その人その人に世界や宇宙を作り出し、

その世界を微妙にすり合わせながら

人生を全うし続けるのだ、と。


同じ場所に暮らしながらも

人が違えばもうすでにそれは

別世界。全く違う世界が目の前に広がっている。


原作も読んでいませんし、


何が正解なのかは

あまり分かりません。


また、違う見方をしてみると


宮崎駿さんお得意のキャラクター設定が

とてもとてもかわいくて

それに、舞台となるお屋敷や洋館

色んな部屋や森、湖など

それはそれは細部に至るまで

追求されていました。

圧巻です。


今の時期から上映開始なので


子どもも楽しめる作品かと思いきや



それは、NOだと思います。



ある程度、

生きるとは?死ぬとは?

人生とは?

こんな事を考えるお年頃になってから

観たほうが


作品を楽しめるのではないでしょうか。


私が20歳の頃だったら

「何これ。

意味わかんない」と、

早々に諦めたと思うので。


今日まで敢えて聴かずにいた

米津さんの曲「地球儀」


この映画を観たあとに聴けて

本当に良かった。


エンディング誰も席を立たなかったのも


すごく頷けます。


映画では泣かなかったけど

曲で泣きました。


地球儀