日本ではこれから梅雨入りという
残念な時期に差し掛かる中、
とても美しい夏景色が
印象的な作品を観てきました。
色味を抑えてなお余りある美しさと
夏の香り満載な映像に
うっとりしました。
が、、
久しぶりにあちこちに
「伏線」のようなシーンと、
理解しかけたかと思うと
「え、、どういう事?」と、
感情が迷子になって
結局、ラストまで
分かりきる事のない作品でした。
というよりも
この作品は
明確なラストはなくて
その人その人の理解でいいのか?
とも思います。
親子の、ぎこちなくも
お互いを大事に思う気持ちは
紛れもない真実。
でも、
お父さんの心の闇は
11歳の少女には理解できず
20年後、夏の思い出の動画を
見返している時、ふと、
あの時の父の心の闇を理解した。
最後の最後に
お父さんが
ハンディカムの電源を切って
軽く息を吐いた後
後ろの扉を開けて
フラッシュがまたたく中へ
飛び出していくのが、
ああ、、
お父さんはもうこの世の人ではない
のかな、、
と、私は判断したのですが
これであってるかどうかも
謎です。
難しいけど
とにかく素晴らしい映像で
美しさに魅了された作品でした。