僕が学生時代に学んだ、航海士の最も重要かつ、基本中の基本の作業の一つに、『クロスベアリング』というものがあります。
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クロスベアリング (Cross Bearing)とは…
船舶が沿岸を航海するとき、海図に記載されている山頂や灯台、電波塔などの陸上の著名な建物など少なくとも三つの目標物の自船からの方位を知る (計測する)ことで自船の位置を求めます。 この方位線を使った測位方法がクロスベアリング (日本語では 『交叉方位法』と訳されます)です。
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船が目的地に向けて航海するとき、自船の位置を知ることが全ての起点になります。
航海の進捗を知る上でも、危険を回避するためにも。
人生という名の『航海』をより良い、豊かなものにしていく上では〝自分を知ること〟が、全ての出発点だと思います。
自分を知るための〝第ニの方位線〟は、自分の体験の高次的背景を知ること。
自分を知るための〝クロスベアリング〟の方法を教えていきます。