こんばんわ、湯沢です

本当に冷え込みますね!

今夜は特に、外の空気の冷たさはいつもの都内の体感温度じゃないです!

しかもさっきは風が痛いくらいビュービュー吹き荒れてました


また広い範囲で大雪・寒波の予報が出ていて心配です

東京は例年ほとんど雪もなく、過ごしやすく仕事にも恵まれた環境なのだな~とあらためて思いました。


とはいえ、この時期は私たちも雪の予報には敏感です。

雪や凍結には慣れていないので車が動かせなくなったり、そうなる前に交通規制が入ったり、解除されたら今度は渋滞

遺品整理や生前整理の現場はお客様が立ち会われることも多いので、電車がストップすると作業にも変更が生じます。



お見積りも同じです。
交通障害で遠方からお客様が来られなくなったり、ご高齢の方ともお会いすることもありますので、天候にも配慮が必要な時もあります。

なるべく支障がおきないように「1月から2月にかけて」と「台風の季節」は余裕を持ったスケジュールを意識してます


とにかく気を付けていきたいですね。

さて、女子メンバーが交代で書いてくれているこのブログも更新が滞っていたので、
私もそろそろ書かねばとアメブロを開くと
……


5年前の今日も書いてあるじゃないですか??






思い出しますね

こんなこともありましたね


久保田さん、元気ですかね? (笑)


降雪もそうなんですが、今の季節、特に気を付けたいことの1つでお伝えしたい現場がありましたので、今日は少しだけ書かせていただこうと思います。

火災現場の作業です。

今の時期、毎日どこかで火事のニュースを目にするような気がします。
他人事ではないですよね

昨年の話になりますが、火災が起きてしまった住居の後片付けをさせていただく依頼がありました。
お住まいだった方がその後どうされているかも気になって、先日ご家族に連絡をとってみました。

同じような事案が少しでも防げることに役立てたらと思い、お写真とブログの承諾を頂きました。




(ここから火災現場の写真を載せていきます。)







火元は賃貸マンションの一室でした。高齢の一人暮らしの女性の方が生活されていました。

救助された時は玄関の中でうずくまられていたそうです








鉄製のドアが外側から切られています、消防がこじ開けた跡です







室内側から見ると、玄関入ってすぐのスペースに元々物がたくさん置かれていた様子がわかります。


すぐ横に洗面スペースもありました。





右手に浴室があるのですが…





消火後の検証の際に「玄関や床にかさばっていた物や燃え殻などをここに移動したらしい」と、ご家族がおっしゃっていました。

にしても、量が多いかな?と
元々、浴室にも物をおいてらっしゃたのかと察します。

高齢で身の回りのことが出来なくなってしまって、物がたくさん家の中にあふれてしまっていた状況だったのだと思いました。



さらに、居室の方へ進んでいくと…






やはり、家具や衣類や物が散乱して足の踏み場も限られていました。

お部屋全体が上手に撮れなかったです、すみません



この日はご家族が立ち会いのもと、地区の清掃事務所の方も現調に来てゴミ収集の段取りの確認など行いました


また「キャッシュカード」や「現金」などが残っていたら、その場で持ち帰れるようにと、ご家族と一緒に探したりもしました。





奥にタンスがありますよね?
この中が「気になる!」と中を見てみましょうとなったのですが、歪んでしまった引き出しがこれ以上開きません。

メンバーがその場でタンスを解体して中を確認することもできました



それにしても、手前のスチールラックに置かれていた物が原型をとどめていません







見上げると建具もむき出しになってしまっています



勢いよく火が回ってしまったことが想像できます。

とても怖いですよね

また「きな臭い」と表現するには足りない異様な匂いを覚えてます




こちらの住居は1階で、窓際をみるとこのような状況でした











明けっさらしの状態で現調が終わったあとに、依頼者さんの意向もあってすぐに養生をすることにしました。





外に投げ出された物をシートで一旦カバーして、閉まらなくなったサッシの代わりにベニヤ板を貼ります


すぐに片付けたいところでしたが、清掃事務所のゴミ回収のスケジュールにも合わせて作業を始めていくことにしました。

火事が起きてしまって、残置物やゴミを処理する場合はまず消防署で発行してもらう「罹災(りさい)証明」が重要です。

依頼者さんもすでに用意されていました。

行政が処分費用を一部もしくは全額免除してくれる制度を利用できます。
※東京23区は9割免除など

物件の所有者さんであれば、工務店(解体業者さんなど)を通して残置物の処理を委託することもあると思いますが、この「罹災証明書」は必要になってくると思います。

今回のケースは清掃事務所の担当者さんが回収可能と判断した「原型を残している家具や燃えていない日用品やゴミ類」に適用されていました。
完全に燃えてしまった「燃え殻」などは、取扱いしている廃棄物処理会社を手配しました。

いずれにしても、回収に来てもらう前に事前の梱包や準備をしなくてはなりません




いつもと同じく作業プランを考えて…
ビクシア作業開始です!








洗面所やキッチン回りは薄暗いため手元の灯りが頼りです。
もちろん電気も使えません。
「もしあれば…」と、探されている物もあったので、捜索しながら分別作業からしていきます。







このキッチン回りの片付けを進めていくと、あることに気づきました。


匂いが…なんか、ちがう!









シンクや、周辺に置いてあった多数のプラ収納ケースの物や食品類を取り除こうとすると、とてつもない生臭い匂いが漂ってきます。

すぐわかりました

大量に放水してそのままの状態なんですよね。


そのまま時間が経過してるので、腐敗したような水があちらこちらに溜まっています

引き出しを開けても水浸し、床の物を取り除いても、汚れて強烈に匂いを放つ水気が拭ききれません!







でも、少しだけ我慢すればいいことなので、皆、持ち場を頑張って片付けていきます。

......

さて、寒すぎて今夜は石油ヒーターを出しました!

エアコンも効きが悪いです

(火の元は本当に気を付けて)続きはまた次回書かせていただきます。

明日も作業がんばりましょう



おやすみなさい!