◇タイトルのビクター小型スピーカーSX-L5

設置して2年近く経つが、どこぞのブログに、
《全面のバッフルを外したら音が良くなった》という記事を見つけて早速私も
実行してみた。
すると、確かにこれまでの音のイメージが違って、低音の成分が減ったせいか
音にピュアーな印象が強まったことは事実で、これは誰もが納得できるはずだ。
「バッフルを外せば音が良くなる」というのは、実際に他のスピーカーでもそれ
となく感じていたことではあったが、実際にやってみて満足するとは想ってい
なかっただけに、これはおそらく他のスピーカーでも同様の効果が得られると
思う。
◆もうひとつの実験 「スピーカーの振動対策}
そこで、もうひとつ思いついたことがある。
「スピーカーも振動しているはずだから、その振動を押さえたら音は変わる
はず」という理由で、試しに振動を押さえてみようと思い立った。
色々と対策を考えたが、なかなか良い案が湧いて来なかったので、最も簡単な
方法、つまり、「スピーカーを縛ってみよう」ということになり、次の写真の
ように、100円ショップで買ってきたバンドを継ぎ足して、ベースとなる脚
に縛り付けてみた。


◆ スピーカーの音に驚愕した
作業はほんの10分で終了、何の手間も要らなかった。
そして、あまり期待せずに聴いてみた。
すると、思いも寄らない音が飛び出してきた。
とにかくまず。音の輪郭が鮮明で申し分ない。高域はしっかりと伸びて耳に
イヤな音が突き刺さってくることがない。
低域はさらに驚嘆した。ここまで鮮明度が高くなると低域のボワつきが減って
細くなるかと思いきや、全く逆にどこまでも低い音、つまり決して18センチ
のウーファーの音ではない緩みのない音が飛び出して来る。
聴いて居て、初めての人なら、隣のタンノイの38センチの音と思ってしまう
だろう。あまりの凄さに度肝を抜かれる有様。
まさかスピーカーを縛ってみるとこんな音が出てくるなんて。
結局我々はひとつの既成観念にとらわれていて、スピーカーが振動していない
と信じていたのかもしれない。
スピーカーは間違いなく箱そのものが振動し、揺れていたのである。
メーカーは一体全体そのことに気が付いていたのかどうか。小さいスピーカー
であればあるほどブックシェルフ型の音は振動音混じりの音を聞かされていた
のだ。
箱は微細な振動を繰りかえし、音質にも影響が出ていた。そのことをこの実験
でよく分かった。決して眼に見える振動ではないが振動して歪んだ音を聞いて
いた。嘘と想った人は自分でやってみたらいいだろう。箱の中で磁石が揺れ動
いて音に影響が出ないと考える方がおかしいのだ。
このビクターの小型スピーカーの音は素晴らしい。