詩学Ⅱ *道化師浪漫記* -2ページ目

詩学Ⅱ *道化師浪漫記*

クチコミュ『詩学』からの続編。言葉には魂があると信じています。此処では、詩や音楽、そして毒も平凡もすべて描いて参ります。そのすべてが作品です。


悪を知らない善意は

本当の善意ではない。
欲しいものはあったか?

温度のないこの街で

手にいれるものなんて

俺にはなにもなかったけどな。


詩 仮面道化

生まれて初めて見た
景色を憶えているかい?
なにを見て感じてきたのか
それがあなたの背に映る

嘘ついて色付けても
物語のない空っぽの本
君にしか描けない
一枚の絵に何うつす?

本気で人を
信じたことがあれば
わかるはずだよ
自分を大きく見せて
偽り疲れることよりも
美しく生きられるの
それがあなたの値打ち

生まれてから何度
裏切られたか憶えてるかい?
誰と出逢い紡いできたのか
それがあなたの手に表れる

何かを思い悩んで
胸に秘めたままだとしたら
ほどけてしまうだろう
あの約束もこの約束も

本気で人に
尽くしたことがあれば
わかるはずだよ
どんな裏切りにも
永遠なんて存在しないと
赦して生きられるの
それがあなたの値打ち

どんなときも一歩
踏み出していけばいい
嘘偽りに向かって
裏切りに向かって
壊れたものを拾って

すべてがあなたの一部になって
あなたの世界になるの

本気で人を
愛したことがあれば
わかるはずだよ
其処にいない人を
感じて強くあろうと
生き続けられるの
それがあなたの値打ち




















--余談--

私の旅は続く。

今まで積み上げて

きたものが

一瞬のうちに

崩れ去ったとしても

それでもなお

また積み上げなさい


詞・曲 仮面道化

すべてに嫌気が差してきた頃
俺は未熟な果実のように
固く渋かったんだろう

日頃の行いってのは
誰かが見てるもんで
自分に返ってきた
忘れた頃にさ

そうして全部失った
そんな俺を信じてくれた
たった1人だけ

歯食いしばって
苦楽をともにして
辛い思いばかりさせて
本当に悪かったよ

今だから言うよ

他に言葉が
見当たらないけど
これから一緒に
生きていきたいのは
例えようのない
お前だけだってこと

人は独りで生きてけないって
自分1人だけの命じゃないって
心から気付かされたんだ
とんだ過ち犯した後も

薄っぺらいプライドも
根拠のない自信も
飾らなければ楽に
生きていける

それだけのこと

他に表現の
しようがないけど
これから一緒に
生きていきたいのは
例えようのない
お前だけなんだよ

要するに

他に選択肢
ないって言い切る
この命のすべて
一生を懸けたいのは
例えようのない
お前だけだってこと
お前だけだってこと
















---余談---

本当に大切なことに

気づきました。

これを良い機に

生きていきたい。

絶望の数だけ

絶望の濃さだけ

人の傷みがわかって

優しくなれるのさ


その瞬間は

飲み干せなかったことも

時間が経てば

飲み込めるようになる。


海は過去を

洗い流してはくれない

拐っていくだけ

そして君の今を

浮き彫りにするだけ