読み進むうちに、鳥肌が立ち、涙がとまらなくなりました。
http://ure.pia.co.jp/articles/-/24141
【東方神起】<後編>「TREE」ツアー・ファイナルを徹底レポート!
ユンホの韓国語講座で笑った後、後半のスタートはまず、チャンミンのソロ・ステージから。メインステージ中央でスツールにかけたチャンミンは目を閉じ、バラード曲『Over』を熱唱、悲しい色をたたえた伸びやかな歌声を会場いっぱいに響かせ涙を誘った。
そして、この切ない空気で満たされた会場をガラリと変えたユンホ。コミカルな要素を取り入れた80年代風のロック『Shout Out』で会場を煽る。ユンホの掛け声に合わせ、「Shout Out!」と、会場も拳をつき上げ声をそろえる。サングラスをチラリとずらし、いたずらっぽく笑うユンホに、会場から黄色い悲鳴が上がった。
ここからは、とびきり“魅せる”ステージへ。20代半ばを過ぎたふたり。ミュージカルをイメージした演出が光った『SURI SURI [Spellbound]』と『Something』では、オトナの男だからこそ表現できる世界観と東方神起の新たな魅力、そして新境地をたっぷり見せつけてくれた。
「スリスリ マスリ ススリ サバ」というイントロが聞こえ、ふたりはカジノのカードゲームのテーブルに掛けて登場。トランプを投げる様さえ優美だ。会場は熱狂に沸き、誰もが“魔法にかかったように”ステージから目が離せい。ブラスサウンドのソウルミュージックに合わせ、目の覚めるようなキレのあるダンスを披露しながら、流れるような優雅なパフォーマンスで観客を惹きこむ。大胆にして繊細。重厚感あふれるステージは目にも鮮やかだ。
そして、カジノを舞台にした小芝居も披露し、無声映画さながらの大げさでコミカルな演技で爆笑をさらう。チャンミンはスパイダーマンのお面を着け、糸を出すポーズをきめる小ネタまで仕込んでいた。この芝居から自然に『Something』へと流れ期待感を高める。ロープを巧みに使ったハイレベルなパフォーマンスは圧巻の一言だ。絵をめくるようにクルクルと場面転換しながら、ロープを弦に見立てたり、ムチに見立てたり、はたまたマイクに、と斬新極まりない。(そんな中に、スパイダーマンのポーズをフリに入れ込む遊び心もチャンミンは忘れなかった)
両曲ともに男性だけでなく女性ダンサーが絡むことで、より一層オトナの男の色気が引き立つ。超高度なダンスは最後のキメポーズまで完璧で、会場からは終始感嘆の声がもれ聞こえていた。カジノは、ゲストをとびきり楽しませる時間を演出する場所。このステージはまさにそれだ。
ふたりが小人に扮した映像にファンがメロメロになっていると、和やかな空気を『Why? [Keep Your Head Down]』で切り裂いた。
灼熱のステージで会場の熱を上げると、今度は、『Easy Mind ~ ウィーアー!』のメドレーで沸かし、会場を一体に。ふたりはトロッコに乗ってアリーナをぐるりと一周しながら、ステージから遠く離れたファンの元へ。サインボールやフリスビーを客席に投げ入れ、ファンを大興奮させた。そして、ふたりの「We are」の掛け声に、「T」と答える赤い群れ。この“お約束”が両者に最高の笑顔をもたらしていた。(ユンホは先の韓国語講座で仕込んでいた「東方神起は“チェゴ”」のコール&レスポンスも忘れていなかった)
そして迎えた本編ラスト。映像中にもあった木の精(神)のごとく金の葉を肩口にあしらった白いマントに身を包んだふたりは、アルバムとツアーのテーマである雄大かつ壮大な楽曲『TREE OF LIFE』でドラマティックに締めくくった。自然の摂理を唄っているけれど、ファンと歩んだ軌跡を、紡いできた「絆」をたとえたような歌詞が印象的な曲だ。先のロングMCでふたりは『TREE』に込めた思いを語ったことを思い出す。
「皆さんにいただいた応援と愛が雨と栄養になって成長してきた1本の木にたとえられると思うんです。これからも皆さんと東方神起のことをもっともっと育んでいきたいです」(ユンホ)
「木は同じ場所で立派に育ちますよね。その木みたいに、僕たち東方神起もファンの皆さんのそばという同じ場所で立派に成長していきたいです」(チャンミン)
その思いを込め、ふたりは丁寧に言葉を紡ぐ。「守りたい奇跡が そうここにある」と歌いあげる。静かな感動と余韻を残し本編の幕を閉じた。
アンコール――。“東方神起コール”に導かれてふたりが1曲目に選んだのはまさかの『miss you』(2006年11月発売)だ。懐かしい楽曲からのスタートはちょっとしたサプライズだ。「本当に懐かしい!!」とうれしそうなユンホ。「8年前はふたりとも肌がきれいで目もキラキラしてました。今はちょっと老けたかもしれないけど、男の年輪がだんだん出てるんじゃないかな」と髪をかきあげると、会場は「キャ~~」。
そして、次の曲をアナウンスすると会場から“お約束”の「えぇ~~」。“もっとしゃべって”というファンのおねだりの声に、チャンミンは少女時代のライブに行ったことを明かし、「久しぶりに客席で観たんですけど、座って応援するだけでも疲れますよね? 皆さん、だいぶ疲れていると思うので、早く帰らせてあげたいです。家に着いたら『遅くならなくてよかった!』って思うはず。その(皆さんの)夢を叶えるために、次の曲に行きます!」。チャンミン節でバッサリ切り捨てられても会場はなお大爆笑だ。
そして、6月11日発売した新曲『Sweat』へ。汗がまとわりつくような熱い夜のねっとりした空気が生む情熱的なムードと欲情を思わせる艶っぽいナンバーで会場を真夏の夜へと誘うと、今度はトロッコに乗ってライブの定番となった『OCEAN ~ Somebody To Love』のメドレーで太陽の下へと導くふたり。
トロッコの上でユンホとチャンミンは愛嬌たっぷりの表情やポーズを客席に、カメラに向けながら、「もっともっと」と煽る。ペンライトやタオルを振り回し会場が一体となって訪れる高揚感。最高の時間を分かち合う光景は、なにものにも変えがたい幸福感に満ちていた。
“幸せな時間は 本当だ あっという間”。最後は『Good-bye for Now』で、「皆さんと一緒に歌いたい曲です。歌いましょう」(チャンミン)といい、会場中が合唱。しばしのお別れと唄い、「思いっきり 手を振りましょう」と明るく手を振る。しんみりしがちな“お別れ”を明るいレゲエ調で前向きなものへと昇華する。
歌詞の「Pa-Lu-Pa-Pan...」の部分をユンホとチャンミンをお手本に真似るコール&レスポンスでは、“セクシーバージョン”で大盛り上がり。超難解なメロディラインでファンを置いてけぼりにしたチャンミン先生の“チャンミンバージョン”には、会場も大笑いだ。ラストの、ユンホのビートボックスでは暴走するユンホをチャンミンは放置。「何でとめなかったの?」というユンホに、「最後だから好きなようにやってみたいかと思って」とチャンミン。どこまでも楽しませてくれるふたりだ。
幸福な笑顔があふれる会場を見渡しながら、チャンミンは少女時代のライブで見た光景について「ファンの顔を見たら、とても幸せそうな顔をしていて(アーティストから)力をもらっているように見えたんです」と振り返る。そして、「『東方神起のライブが力になっています』って言われるけど、いつもライブ中は精一杯。今日は最終日だから、一人ひとりの顔をちゃんと見てみたんです。少女時代の会場で見た幸せな顔を、皆さんもしていた気がします。ここで僕たちの歌とダンスで力をもらって帰るんだなと思ったら逆に、皆さんの力になれるアーティストになれて、ひとりの人間としてめちゃくちゃ幸せを感じました」と、ストレートに語るチャンミンに大きな拍手が送られた。
「さっきグッときて泣きそうになった」というユンホは、「最後の曲を歌うとき、『東方神起はなんでこんなに愛されてるの?』って思ったんです。ふたりは外国人だし、日本語もそこまでうまくないのに。でも、(ファンと)見えないお互いの気持ちがちゃんと繋がっているからじゃないかと思って」としみじみ。そして、「本当に東方神起のメンバーになってよかった。みんなが好きだから、ただ歌うことで幸せになれるのが一番。東方神起の“最後”と“最高”のメンバーは皆さん。皆さんは東方神起の宝ものです! 今日は、めっちゃ幸せでした!」と絶叫すると、会場は拍手と大歓声に包まれ、「We are」「T」のコールで締めくくった。
エンドロールをかき消すほどの“東方神起コール”。ダブルアンコールの声に導かれ登場したふたりは、ステージの隅々で頭を下げてファンに感謝を示す。言葉はなくとも気持ちは伝わるもの。大きな大きな"東方神起コール"の中、互いの手をしっかり繋いで深々と一礼するとステージを後に。ユンホのサムズアップがステージ奥に消え、全26曲約3時間半以上のライブ、そして全ツアーの幕を閉じた。
2011年の再始動後、今回を含む3度の全国ツアーで総観客動員数は200万人を達成、海外アーティスト史上最速での最多動員数を記録した東方神起。
昨年のツアーでは、日本デビュー以来の夢だった5大ドーム・ツアーに加え、海外アーティスト初となる日産スタジアムでの公演も開催した。それは、ファンとともに手にした勲章だ。
そんなふたりが、このツアーではもう一度ファンと触れ合える、互いの顔がよく見えるところでと、一体感を求めて1万席クラスの会場での公演を企画した。度肝を抜く演出やショーアップしたステージも素晴らしいけれど、それよりもこのライブで感じたのは温かさだ。ふたりのステージへの真摯な姿勢と、ファンやダンサー&バンドメンバー、スタッフ、何よりも互いへの信頼、その思いが温かさに繋がっている。
また、ふたりの心にはいつも感謝の気持ちがあるように思う。最後の挨拶で、ユンホは支えてくれる全スタッフを「僕の誇りだ!」と言った。チャンミンはスタジアム公演で「『東方神起を守ってくれてありがとう』って言われるけど、それはこっちのセリフです。いつも東方神起の側にいて守ってくれて感謝しています」と言った。いつも魅力的なパフォーマンスと新たな挑戦を見せ付けてくれる東方神起。このツアーの前、「毎回プレシャーだけど、最高の表現をすることがファンへの恩返しで、東方神起の宿題」(ユンホ)とインタビューで語ったように、感謝の気持ちを糧に、そしてパワーに変えて人々を魅了し続けているのではないだろうか。
5月21日の東京ドーム公演では、ファンがペンライトで客席に「TOHOSHINKI FOREVER」という文字を浮かび上がらせた。このサプライズイベントに、チャンミンはこう言った。「“永遠”って何なのかを考えたんです。意味は人によって違うかもしれないけど、僕が呼吸をする限りずっと東方神起を、東方神起という木を守っていきます」。
来年4月には日本デビュー10周年を迎える東方神起。与え与えられ、育んだ確かな絆で、これからも東方神“木”を成長をさせ、人々に笑顔という花を咲かせていく。
「東方神起 LIVE TOUR 2014~TREE~」セットリスト
6月22日@京セラドーム大阪
1. Champion
2. SCREAM
3. Disvelocity
4. Cheering
5. 愛をもっと
6. Breeding Poison
7. 信じるまま
8. B.U.T(BE-AU-TY)
9. I love you
10. With All My Heart~君が踊る、夏~
11. Wedding Dress
12. Hide & Seek
13. Crazy Crazy Crazy
14. Good Days
15. Over(チャンミン ソロ)
16. Shout Out(ユノ ソロ)
17. SURI SURI [Spellbound]
18. Something
19. Why? [Keep Your Head Down]
20. Easy Mind ~ ウィーアー!
21. Humanoids
22. TREE OF LIFE
<アンコール>
23. miss you
24. Sweat
25. OCEAN ~ Somebody To Love
26. Good-bye for Now
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【東方神起】<後編>「TREE」ツアー・ファイナルを徹底レポート!
ユンホの韓国語講座で笑った後、後半のスタートはまず、チャンミンのソロ・ステージから。メインステージ中央でスツールにかけたチャンミンは目を閉じ、バラード曲『Over』を熱唱、悲しい色をたたえた伸びやかな歌声を会場いっぱいに響かせ涙を誘った。
そして、この切ない空気で満たされた会場をガラリと変えたユンホ。コミカルな要素を取り入れた80年代風のロック『Shout Out』で会場を煽る。ユンホの掛け声に合わせ、「Shout Out!」と、会場も拳をつき上げ声をそろえる。サングラスをチラリとずらし、いたずらっぽく笑うユンホに、会場から黄色い悲鳴が上がった。
ここからは、とびきり“魅せる”ステージへ。20代半ばを過ぎたふたり。ミュージカルをイメージした演出が光った『SURI SURI [Spellbound]』と『Something』では、オトナの男だからこそ表現できる世界観と東方神起の新たな魅力、そして新境地をたっぷり見せつけてくれた。
「スリスリ マスリ ススリ サバ」というイントロが聞こえ、ふたりはカジノのカードゲームのテーブルに掛けて登場。トランプを投げる様さえ優美だ。会場は熱狂に沸き、誰もが“魔法にかかったように”ステージから目が離せい。ブラスサウンドのソウルミュージックに合わせ、目の覚めるようなキレのあるダンスを披露しながら、流れるような優雅なパフォーマンスで観客を惹きこむ。大胆にして繊細。重厚感あふれるステージは目にも鮮やかだ。
そして、カジノを舞台にした小芝居も披露し、無声映画さながらの大げさでコミカルな演技で爆笑をさらう。チャンミンはスパイダーマンのお面を着け、糸を出すポーズをきめる小ネタまで仕込んでいた。この芝居から自然に『Something』へと流れ期待感を高める。ロープを巧みに使ったハイレベルなパフォーマンスは圧巻の一言だ。絵をめくるようにクルクルと場面転換しながら、ロープを弦に見立てたり、ムチに見立てたり、はたまたマイクに、と斬新極まりない。(そんな中に、スパイダーマンのポーズをフリに入れ込む遊び心もチャンミンは忘れなかった)
両曲ともに男性だけでなく女性ダンサーが絡むことで、より一層オトナの男の色気が引き立つ。超高度なダンスは最後のキメポーズまで完璧で、会場からは終始感嘆の声がもれ聞こえていた。カジノは、ゲストをとびきり楽しませる時間を演出する場所。このステージはまさにそれだ。
ふたりが小人に扮した映像にファンがメロメロになっていると、和やかな空気を『Why? [Keep Your Head Down]』で切り裂いた。
灼熱のステージで会場の熱を上げると、今度は、『Easy Mind ~ ウィーアー!』のメドレーで沸かし、会場を一体に。ふたりはトロッコに乗ってアリーナをぐるりと一周しながら、ステージから遠く離れたファンの元へ。サインボールやフリスビーを客席に投げ入れ、ファンを大興奮させた。そして、ふたりの「We are」の掛け声に、「T」と答える赤い群れ。この“お約束”が両者に最高の笑顔をもたらしていた。(ユンホは先の韓国語講座で仕込んでいた「東方神起は“チェゴ”」のコール&レスポンスも忘れていなかった)
そして迎えた本編ラスト。映像中にもあった木の精(神)のごとく金の葉を肩口にあしらった白いマントに身を包んだふたりは、アルバムとツアーのテーマである雄大かつ壮大な楽曲『TREE OF LIFE』でドラマティックに締めくくった。自然の摂理を唄っているけれど、ファンと歩んだ軌跡を、紡いできた「絆」をたとえたような歌詞が印象的な曲だ。先のロングMCでふたりは『TREE』に込めた思いを語ったことを思い出す。
「皆さんにいただいた応援と愛が雨と栄養になって成長してきた1本の木にたとえられると思うんです。これからも皆さんと東方神起のことをもっともっと育んでいきたいです」(ユンホ)
「木は同じ場所で立派に育ちますよね。その木みたいに、僕たち東方神起もファンの皆さんのそばという同じ場所で立派に成長していきたいです」(チャンミン)
その思いを込め、ふたりは丁寧に言葉を紡ぐ。「守りたい奇跡が そうここにある」と歌いあげる。静かな感動と余韻を残し本編の幕を閉じた。
アンコール――。“東方神起コール”に導かれてふたりが1曲目に選んだのはまさかの『miss you』(2006年11月発売)だ。懐かしい楽曲からのスタートはちょっとしたサプライズだ。「本当に懐かしい!!」とうれしそうなユンホ。「8年前はふたりとも肌がきれいで目もキラキラしてました。今はちょっと老けたかもしれないけど、男の年輪がだんだん出てるんじゃないかな」と髪をかきあげると、会場は「キャ~~」。
そして、次の曲をアナウンスすると会場から“お約束”の「えぇ~~」。“もっとしゃべって”というファンのおねだりの声に、チャンミンは少女時代のライブに行ったことを明かし、「久しぶりに客席で観たんですけど、座って応援するだけでも疲れますよね? 皆さん、だいぶ疲れていると思うので、早く帰らせてあげたいです。家に着いたら『遅くならなくてよかった!』って思うはず。その(皆さんの)夢を叶えるために、次の曲に行きます!」。チャンミン節でバッサリ切り捨てられても会場はなお大爆笑だ。
そして、6月11日発売した新曲『Sweat』へ。汗がまとわりつくような熱い夜のねっとりした空気が生む情熱的なムードと欲情を思わせる艶っぽいナンバーで会場を真夏の夜へと誘うと、今度はトロッコに乗ってライブの定番となった『OCEAN ~ Somebody To Love』のメドレーで太陽の下へと導くふたり。
トロッコの上でユンホとチャンミンは愛嬌たっぷりの表情やポーズを客席に、カメラに向けながら、「もっともっと」と煽る。ペンライトやタオルを振り回し会場が一体となって訪れる高揚感。最高の時間を分かち合う光景は、なにものにも変えがたい幸福感に満ちていた。
“幸せな時間は 本当だ あっという間”。最後は『Good-bye for Now』で、「皆さんと一緒に歌いたい曲です。歌いましょう」(チャンミン)といい、会場中が合唱。しばしのお別れと唄い、「思いっきり 手を振りましょう」と明るく手を振る。しんみりしがちな“お別れ”を明るいレゲエ調で前向きなものへと昇華する。
歌詞の「Pa-Lu-Pa-Pan...」の部分をユンホとチャンミンをお手本に真似るコール&レスポンスでは、“セクシーバージョン”で大盛り上がり。超難解なメロディラインでファンを置いてけぼりにしたチャンミン先生の“チャンミンバージョン”には、会場も大笑いだ。ラストの、ユンホのビートボックスでは暴走するユンホをチャンミンは放置。「何でとめなかったの?」というユンホに、「最後だから好きなようにやってみたいかと思って」とチャンミン。どこまでも楽しませてくれるふたりだ。
幸福な笑顔があふれる会場を見渡しながら、チャンミンは少女時代のライブで見た光景について「ファンの顔を見たら、とても幸せそうな顔をしていて(アーティストから)力をもらっているように見えたんです」と振り返る。そして、「『東方神起のライブが力になっています』って言われるけど、いつもライブ中は精一杯。今日は最終日だから、一人ひとりの顔をちゃんと見てみたんです。少女時代の会場で見た幸せな顔を、皆さんもしていた気がします。ここで僕たちの歌とダンスで力をもらって帰るんだなと思ったら逆に、皆さんの力になれるアーティストになれて、ひとりの人間としてめちゃくちゃ幸せを感じました」と、ストレートに語るチャンミンに大きな拍手が送られた。
「さっきグッときて泣きそうになった」というユンホは、「最後の曲を歌うとき、『東方神起はなんでこんなに愛されてるの?』って思ったんです。ふたりは外国人だし、日本語もそこまでうまくないのに。でも、(ファンと)見えないお互いの気持ちがちゃんと繋がっているからじゃないかと思って」としみじみ。そして、「本当に東方神起のメンバーになってよかった。みんなが好きだから、ただ歌うことで幸せになれるのが一番。東方神起の“最後”と“最高”のメンバーは皆さん。皆さんは東方神起の宝ものです! 今日は、めっちゃ幸せでした!」と絶叫すると、会場は拍手と大歓声に包まれ、「We are」「T」のコールで締めくくった。
エンドロールをかき消すほどの“東方神起コール”。ダブルアンコールの声に導かれ登場したふたりは、ステージの隅々で頭を下げてファンに感謝を示す。言葉はなくとも気持ちは伝わるもの。大きな大きな"東方神起コール"の中、互いの手をしっかり繋いで深々と一礼するとステージを後に。ユンホのサムズアップがステージ奥に消え、全26曲約3時間半以上のライブ、そして全ツアーの幕を閉じた。
2011年の再始動後、今回を含む3度の全国ツアーで総観客動員数は200万人を達成、海外アーティスト史上最速での最多動員数を記録した東方神起。
昨年のツアーでは、日本デビュー以来の夢だった5大ドーム・ツアーに加え、海外アーティスト初となる日産スタジアムでの公演も開催した。それは、ファンとともに手にした勲章だ。
そんなふたりが、このツアーではもう一度ファンと触れ合える、互いの顔がよく見えるところでと、一体感を求めて1万席クラスの会場での公演を企画した。度肝を抜く演出やショーアップしたステージも素晴らしいけれど、それよりもこのライブで感じたのは温かさだ。ふたりのステージへの真摯な姿勢と、ファンやダンサー&バンドメンバー、スタッフ、何よりも互いへの信頼、その思いが温かさに繋がっている。
また、ふたりの心にはいつも感謝の気持ちがあるように思う。最後の挨拶で、ユンホは支えてくれる全スタッフを「僕の誇りだ!」と言った。チャンミンはスタジアム公演で「『東方神起を守ってくれてありがとう』って言われるけど、それはこっちのセリフです。いつも東方神起の側にいて守ってくれて感謝しています」と言った。いつも魅力的なパフォーマンスと新たな挑戦を見せ付けてくれる東方神起。このツアーの前、「毎回プレシャーだけど、最高の表現をすることがファンへの恩返しで、東方神起の宿題」(ユンホ)とインタビューで語ったように、感謝の気持ちを糧に、そしてパワーに変えて人々を魅了し続けているのではないだろうか。
5月21日の東京ドーム公演では、ファンがペンライトで客席に「TOHOSHINKI FOREVER」という文字を浮かび上がらせた。このサプライズイベントに、チャンミンはこう言った。「“永遠”って何なのかを考えたんです。意味は人によって違うかもしれないけど、僕が呼吸をする限りずっと東方神起を、東方神起という木を守っていきます」。
来年4月には日本デビュー10周年を迎える東方神起。与え与えられ、育んだ確かな絆で、これからも東方神“木”を成長をさせ、人々に笑顔という花を咲かせていく。
「東方神起 LIVE TOUR 2014~TREE~」セットリスト
6月22日@京セラドーム大阪
1. Champion
2. SCREAM
3. Disvelocity
4. Cheering
5. 愛をもっと
6. Breeding Poison
7. 信じるまま
8. B.U.T(BE-AU-TY)
9. I love you
10. With All My Heart~君が踊る、夏~
11. Wedding Dress
12. Hide & Seek
13. Crazy Crazy Crazy
14. Good Days
15. Over(チャンミン ソロ)
16. Shout Out(ユノ ソロ)
17. SURI SURI [Spellbound]
18. Something
19. Why? [Keep Your Head Down]
20. Easy Mind ~ ウィーアー!
21. Humanoids
22. TREE OF LIFE
<アンコール>
23. miss you
24. Sweat
25. OCEAN ~ Somebody To Love
26. Good-bye for Now