やっとまともな書が登場しました。
海馬の研究で有名な池谷裕二教授の勉強法です。
研究者でありながら、これほど一般向けの書籍を出される例は無いでしょう。
それだけ、相当な使命感とバイタリティがないと、ここまではできないと畏敬の念を払います。
池谷祐二は脳をテーマにしたエッセイをたくさん書いている脳科学者。どの本もエッセイとしては面白いが、内容的にはほとんどオーバーラップしている。脳のメカニズムについて、脳と人間の行動の関係(連携)について知りたいと言うことであれば、
・『自分では気づかない、ココロの盲点(完全版)』
・『進化しすぎた脳』
この2冊を読めば、池谷祐二の脳科学の内容をほぼカバーしたことになる。脳科学の知見を学習に役立てたいということであれば、さらに
・『受験脳の作り方』 (タイトルは営業的に”受験”となっているが、学習一般について)
脳科学についてではないが、
『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』は英語発音についての名著。
※レビューは、2018年3月20日現在のAmazonの情報を引用しています。