広角単玉レンズから進歩?させた複玉或は四枚玉の仕様で、単玉レンズよりは数段明るい固定焦点、疑似パンフォーカスレンズを作ってみた・・・この仕様だと今ならばいわばトイレンズの範疇かな。しかしながらトイレンズとは云え使って見ると面白い。
子供の頃のフジペットや玩具屋で売っていたスタートカメラを憶い出した。後でもう少し複雑なものが欲しくなったですよね。同じ心境。
トイカメラは映り具合にときめきが有るのだ。
このレンズ(二本作った・・・先に35mm相当次いで25mm相当の画角・・・APS-C)トイレンズとして相応しいボディーにAPS-CサイズのNEX-7を相棒にした。
結構なトイカメラとなった。

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最初の構想ではm4/3にと思ったのだがいかんせん広角の効果が殆ど出ないので断念した。(マウントを変えれば使用可能)


宝の箱に眠っていたレンズ

1・・・左端凸レンズ(アクロマート)写っているものは35mm用に使用するもの。
25mm用は組み立ててしまって分解し難いので写真は無し・・・アクロマートレンズで比べると曲率も大きく分厚い。共に前身はシネレンズ用

2・・・中央凹レンズ(アクロマート)25mmに使用したもの・・・前身は引き伸ばしレンズの後端。

3・・・右端凹レンズ(アクロマート)35mm用に使用した。前身?多分シネか引き伸ばしレンズかな。

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組み上げた状態



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マウントはmuk製NEX用工作マウント厚み1.9mm、焦点出しに6.5mm厚のM42リングを挿入。

固定絞りの穴径は共に2.5mm位。
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球面の凹レンズが前側で25mm相当の画角で写る。

25mm相当レンズの後部、凸レンズを配している。
リバースして取付けるとマクロ撮影が可能でこのままで1/2位。
クローズアッブレンズ装着可能。

(レンズ構成を前後対象にし、4群構成にするとやはり25mm相当の広角レンズとなる。トイレンズ的な面白さは少なくなるが・・・可能性として間に絞り羽を挿入する事が出来、何らかの方法で前群のみ可動(微動でOK)させるとMFの∞から2,30㎝までピントの合う通常の広角レンズに昇格させる事が出来ます・・・実験済みです・・・実現させるかどうかは検討中です)



レンズユニット本体



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前面・・・用途によってリバースする前提で前後どちら側もM42mmネジ込みにしております。









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後面











35mm相当のレンズ。

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マウントはボーグ製NEX Eマウント
こちらはバックフォーカスギリギリでM4/3で使用可能。







あれやこれやと冬の間にレンズ弄りを心ゆく迄した。
この他にもmukさんから頂いた絞りユニットを活用してパナ、LUMIX14mm.f2.5をリバースして高倍率絞り可変自由なマクロレンズを作った。
従来ならば電子連動が不可能で絞りを使えないAFレンズでも、手動で絞りを自由に使える大変有効な絞りユニット付きになった。
おいらに玩具を与えるとそれで遊ぶ事ばかりを考えて実行してしまう、まるで猿だね・・・見よう見まねの猿真似工作に熱中・・・しかし・・・こんな事をしていても良いのかなあと反省頻りの冬であった。


作例・・・25mm 疑似パンフォーカスレンズ・・・固定焦点、固定絞りf値?
               トイカメラ NEX-7

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良像部分の解像感はかなり良いです。単玉よりはマシですが相変わらず周辺は流れ、光量も不足します。
NEXの宿命パープル被りも少し残っています。
これで何を撮ろうかと考えていますが・・・


続く