気づくと語る者でもなくなり
讃える者でも
思考する者でも無くなっていた。

時間や環境は、初めての言い訳には使えるが
2度目は無いのだ。


ならば


私は何者になったのか



娘で
妻で
母で


結局女でしかない。

いつか少女であったはずの
あの夏の汗のにおい

もうそれだけしか覚えていない。



何者かと問う者に告ぐ

私は何者でもなく何にでも成る者になった。

役割は与えられる。
立候補など、結果論でしかないのだ。


私として生きる毎日



女で
母で
妻で
娘で


その先


何者に成れるのか。