私の会社、特に私が少し苦手なタイプの先輩、後輩はよく、
「○○さんは仕事ができる」
「○○ちゃんは仕事ができない」
と言う言葉を使います。
うーん。
仕事ができるって、
なんだろう?
純粋に疑問です。
営業職なら、契約をたくさん取る人?
事務職なら、ミスなく書類やデータを作成できる人?
うーん、ではCAは?
私の会社でよく言う「仕事のできる」は、
どうやら、
・カートサービスが早い人
・なんでも早い人
が仕事ができると呼ばれているようで。
でも、CAは、私がお客さんとして乗ってた時に、
やっぱりずっと笑顔でいる人
声をかけやすい人
は、
あ、いいなーこの人。
なんて思ってて。
確かにCA目線だとなんでも早い人がいいのかもしれないけど、
お客様はそんななんでも早いサービスを求めているのだろうか?
そこに疑問を感じるのです。
なんでも早くたって、機械のように話してたり、口調が強かったり、声をかけられないようなツンとした雰囲気が出てる人、私は一緒に仕事しててよく見る。
遅くても、一つ一つ丁寧で、特別なお褒めをもらうことはなくてもお客様が微妙に出されるホッとした空気を感じてる様子の人も見る。
必然的になんでも早いと少々気も強くなるし、
フライトタイムの短い国内線では手際の良さも求められる。
だからなんでも早い人が認められる風潮にある。
そう考える人の気持ちも分かる。
でも、よほどやる気のない人でない限り、
CAの世界に、
個人の仕事ができるもできないも無いんじゃないかと私は思うんです。
みんな違ってみんないいんだから。
みんな短所や苦手分野があるのは当たり前。
でも一人で働いてるんじゃないから、お互いの出来ないことを誰かが補って、1便で最高のパフォーマンスを発揮すればいいんじゃないかな。
だからこそ誰かの出来ないことを非難する前に、まずは自分の短所をしっかり認めて、
そして相手の苦手分野も認めてあげる。
さらに、相手の得意分野に気づいて、そこを引き出せばいい。
CAの業界の、「仕事ができる」の評価は、
個人ではなく、1つのクルーではないのかな?
みんな違ってみんないいんだから。
そんなことを思ってはいますが、
どうもそんな思いは埋もれてしまいます。^^;