ムーチー作り | やんばるを楽しむ日々

やんばるを楽しむ日々

沖縄本島北部(やんばる)の自然を楽しむ日々を綴っていきたいと思います。


 今日旧暦12月8日はムーチーの日。
 沖縄の行事はたいてい旧暦で行う。
 スーパーでも山ほど売られているけど、
 手作りするととにかく安くつくし美味しい感じもする
 作業の始めは野山で月桃の葉を採るところから。
 幅広の葉を選んでおくと包みやすい。
 一枚一枚きれいに洗った後、拭いて水けをとっておく。
 味はカボチャ・ベニイモ・ヨモギ・黒糖など色々。
 私はトーナチン(高キビ?)派。甘みは黒糖で。
 餅粉を練ってしばらく寝かせてから月桃の葉の裏側に適量載せて包む。


 包み終えたらこんな感じ。
 ススキの葉をヒモがわりにしたけどあまり良くなかった。
 手が切れて流血の事態に(笑)
 20分ほど蒸せば完成。


 味見をしたら、甘みが少し薄いけどこしがあっていい出来栄え(自画自賛)
 それにしても地味~な色合いだ
 ベニイモとかカボチャはもっと鮮やかになるんだけど。
 月桃には抗菌効果があるので餅が固くなってもかびない。
 そして、なんといってもこの香り!
 たいていのウチナンチュが大好きな素晴らしい香りだ


 昨日の夕方、月桃の葉を採りに出かけたら、
 ちょうど山にかかる夕日がとてもきれいだった。
 なのに今日はまるで台風のような大雨と大風。
 ムーチービーサ(ムーチーの頃の寒波)という言葉があるのに、
 寒いどころか何もかもがビショビショな一日だった
 明日は晴れますように!