親子連れのお客様がいらっしゃいました。
「勉強ってやらなきゃ駄目ですか?」
小学生くらいの男の子が言います。
この子を視ると、勉強をすればするほど、自信を持つ映像が見えました。
「やらなくてもいい」とお答えしました。
お母さんが力の抜けた、嫌な顔をします。
お子さんは嬉しそうです。
「ただし、一つだけ質問があります。
どうして勉強をしなくてはいけないでしょうか?」
「お母さんが、やれって言うから?」
「違います。女の子にモテるために勉強をするのです」
彼の心が揺らいでいます。
中から暖かくなっていく感じです。
「選んでください。
勉強するか、しないか」
「……する」
お母様が小さく拍手をしました。
「1時間、勉強できる?」
少年は首を振ります。
「では、20分、勉強をしましょう」
それでも大変そうです。
・流れを作る
・とりあえず1問だけやる
「では、20分4科目……算数、国語、理科、社会それぞれ5分だけやりましょう」
理科、社会……教科書を1ページ読む、一問一答を1問やる
国語……漢字を1個書く、1ページ音読する
算数……計算ドリルを1問解く
たった一問、漢字一字、覚えただけで何が変わるって?
毎日やれば、一年間で365漢字を覚えられます。
一日で100個漢字を覚えたら、次回から、気が滅入ります。
もうやらなくなるでしょう
○ 低空飛行で365日
× 音速だけど1日しか飛べない
苦手科目順に並べます。
「宿題があったときは、どうするんですか?」
宿題は最優先とし、重複する科目は免除とします。
宿題が終わったら、すぐに苦手科目に取りかかるようにします。
5分以内ではできない宿題もあるので、
・やる順番を決める
鞄を机に置いたら、始める
教科書などを、あらかじめ机の上に並べておくことです。
料理をするとき、次に切る野菜を隣に置いておくことです。
流れを作ることによって、スマホやらタブレットに移行させないためです。
・物足りないから、続く
・間違いは、宝
「でも、物足りないんじゃ……」
お母様が心配します。
それでいいのです。
もしも、物足りないというのなら、5分間のうちもう一問、一行やればよいのです。
5分間を過ぎたら、強制終了です。
お母様はタイムキーパーお願いします。
あと余談ですけど、間違いを見つけたら、褒めてあげてください。
叱ると、自分の間違いに向き合わなくなります。
「よく間違いに気づけたね。そこをやり直したら、貴方の伸びしろなのよ」
× 傷つくのが怖くて、間違いに向き合わない天才
○ 間違いを伸びしろとして、向き合い直していく子
・「やる気」よりも「充足感」
・「マインドセット」よりも「慣性」
「今日は、やる気がない」
それでいいんです。
大切なことは、自室に帰ったら、すぐに宿題を机の上に開くことです。
宿題の前に、さっきの毎日やる勉強の準備をすることです。
あとは、身体が勝手に動き出します。
私の場合、「引き寄せの法則」とか「潜在意識の書き換え」とかでは
夢を叶えられませんでした。
海外で仕事をする夢がある→英語力を向上させる→英単語を覚える
引き寄せとか潜在意識とかでは、英単語を覚えられるのでしょうか?
それらは、やる気を出す「マインドセット」にはなりますけど、
英単語を覚えるかどうか、やる気に依存していたら、やる気がない日だとやらなくなるからです。
むしろ、やる気のない日のほうが多いです(毎日)。
例えば、「電車に乗ったら英単語を一つ覚える」といった流れを作ることです。
「ただし、それ以外のときは、一切覚えない」とすることです。
メイウェザーさんという世界的なボクシングのチャンピオンは、
走ることが嫌いだったそうです。
ですから、ジムへ行き帰りのついでに、走るのだそうです。
・物足りないなら、おかわりを認める
・余力を残して拡張する
さて、ここで本題です。
それでも、物足りないとなるでしょう。
国語の文章題は5分で解くのは難しいです。
一つの文章題を5分以内で行けるとこまでやります。
つづきは、次の日にやります。
何日かに分けて解くことです。
本人が物足りない、となってきて、どうにも我慢できなくなったら、
その日に、さらに5分、おかわりOKにします。
理国社数の5分が終わったら、また最初の科目に戻るのです。
初日は各科目5分、次の日は10分、15分……最終的には1時間と増やしていくと、
たとえば家族でご飯を食べに行く、といったイベントがあると
破綻してしまう可能性があります。
ですから、とりあえずは5分を最低ラインとし、5分を繰り返すことです。
5分から10分に増やしても良いし、途中で10分がダルい、となったら、
5分に戻しても良いのです。
大切なことは、おかわりは強要しない、選択肢が増えただけです。
○わんこそば
×ニンニクマシマシヤサイカラメ
「今年は麦が100収穫できました!(国民がヘロヘロです……)」
「来年は200収穫しろ」
漫画に出てくる独裁国家みたいなことをやっていると、破綻をしてしまいます。
「来年からは、70収穫するように。
ただし、10収穫できる力をつかって、毎年、畑を広げなさい」
・記録更新よりも、持続可能性
・ときには、目標の下方修正が成果を出すことがある。
「勉強の記録をつけてあげてください。カレンダーに○でもいいです。
それを写メにとってもいい」
記録に残して、本人がいつでも見れるようになれば、充足感を味わえます。
さらに、流れが強く太くなります。
さて、皆さん。
これは、小学生だけの問題ではないのです。
私たち、大人もそうです。
願い事は、引き寄せとか、潜在意識とかだけでは叶いません。
毎日の積み重ねによって決まるのです。
これまでの議論を、大人の世界に適用してみましょう。
願い事を二つ、選びましたか?
1)農業をやりたい。
2)占い師(タロット)で儲けたい。
ですって?
いいですね。
農地をお持ちでない?
農業も経験なし?
マンション暮らしで、お庭もないなら、
プランターと土を買ってきましょう。
切り落としたネギの白いところを植えましょう。
毎日、お水を上げましょう。
タロットに関しては、
タロットの教科書を買ってきて、1ページずつ読みましょう。
どちらも、制限時間は5分間だけです。
もしもネギだけじゃ物足りないなら、園芸の本を買って読んでみましょう。
帰り道でもいいので、貸し農園が近所にないか探してみるといいでしょう。
タロットの教科書を全部読んだ?
なら、今日の運勢を一枚引きして、一言だけ鑑定してみましょう。
鑑定内容と、教科書を照らしてみましょう。
お客さんと向き合いたい?
でしたら、川越やまぶきマルシェに出展するのもいいでしょう。
このように、東大数学の小一算数化をすることです。
そこから、段階的に小二、小三と、ご自分のペースで結構ですから、上げていくことです。
やる気がない?
仕事で忙しい?
でしたら、夜、寝る前に、じょうろに水を入れて、枕元に置き、
教科書をバッグの中に潜ませておけば良いのです。
