さてさて、もうすぐ5月も終わろうとしておりますが、

ドラマも中盤を迎え、ラストへの足固めが始まりつつあります。


そんななか、

数字に異変が起こり出しましたね。

これまでにブログで『ごくせん』『ROOKIES』について書きましたが、

『ごくせん』の数字が下がって参りました。


Yahooニュースにもなっておりましたが、

『CHANGE』が『ごくせん』を抜いたってニュース、

要は『CHANGE』が抜いたのではなく、『ごくせん』が下がったが正解。

数字を見直してみましょう。


『CHANGE』は現在3話まで放送されましたが、

23.8→23.0→22.4%

と、落ちてはいますが差は1.4%下降で留まっています。

対する『ごくせん』はすでに6話まで放送されておりますが、

26.4→24.8→23.3→25.1→25.3→21.1%

せっかく落ちてきた数字を第4話で押し上げたのですが、

第6話で何と21%!差は5.3%下降です。


そろそろ、みなさんも気付いてきたのではないでしょうか?

『ごくせん』って、もうお腹いっぱいじゃない?って。


このドラマのターゲットが、ご老人方なら水戸黄門タイプでありですが、

若者層はさすがに飽きるでしょ。

同じ事1・2・3とやられたら。


それはともかく、ここで特筆することは

『ごくせん』の落ち込みだけではありません。

それは『ROOKIES』の追い上げです!


『ROOKIES』は現在5話まで放送されていますが、

12.2→14.8→15.4→13.1→16.4%

と右肩が上がっております。

13.1%はきっと、調べていませんが裏番組の影響かと。。

さて、差は4.2%上昇!

客が『ごくせん』から流れてきて・・いるかは分かりませんが、

認められている証拠かとは思われます。

そこで、

私が勝手に気にしている『ごくせん』vs『ROOKIES』ですが、

14.2%の差をもって『ごくせん』の勝利としてスタートした図式が、

今は何と、たったの4.7%の差!!

10%近く、差を縮めてきているのです!

このまま行ったら2週間後くらいには逆転も・・・


と想像はふくらみますが、問題が1つ。

『ROOKIES』を観ている人はお気付きかと思いますが、

2週ほど放送がお休みになっているのです。

スポーツ中継という大人な事情ですね。

これが20時代に放送することの避けては通れないハードルですね。

このタイミングで視聴者を掴まなくてはいけないのに、

何てバッドタイミングか。

16.4%の興味が2週間持続するかが問題。

TBSはこの2週間に、今までの5話を再放送して、

次回放送までつなぐべきですね。


さて、この勝負は最終回のタイミングが違うので比較が難しいのですが、

『ごくせん』が最終回を迎えるまでに一度でも抜くことができれば、

心の中で祝杯を挙げたいと思います。

まだまだ、日本のドラマ視聴者にも見る目があったと・・

前回に『ごくせん』に対して「どうして高視聴率なのかわからん!」的なことを書きましたが、

今回はその話題と絡めて『ROOKIES』について書きまする。


さて、このドラマ、『ごくせん』とも少なからず因縁がございまして、

『ROOKIES』が土曜の20時~ そして、『ごくせん』が土曜の21時から・・

つまり、チャンネルは違えど、連続してやっているわけです。

しかも、同じ不良少年更正もので、イケメン高校生と熱血先生の構図。

だから、両方観ている人は、どうしても比較してしまうわけですな。


現時点(5月23日)では、どちらも第5話まで終了。

平均値勝率は『ごくせん』25.12%に対して、『ROOKIES』14.03%。

つまり、10%以上の差があるわけです。

単体で観れば、『ROOKIES』の数字も決して悪くない。

むしろ、最近の一桁続出のドラマ界で考えると良い方。


しかし、そこには10%の開きが現実にはあるわけで・・。

『ごくせん』が高すぎるわけですね。あり得ないくらいに。


では、内容はどうかと言いますと・・

数字とは逆に『ROOKIES』の方が10%以上良くできてます!

おもしろさの%は自分で書いててよく分かりませんが、

とにかく、全く数字と逆の内容差があると思ってます。


こっから個人的な意見を各ドラマの傾向をもとに書きっ走りますので、

不愉快になったら読むの止めてね。




『ROOKIES』は原作まんがに忠実にドラマ化することを目的にしていて、

その為に1クールでは終わりません。

スタッフは2クールで契約しているそうですが、

場合によっては中途半端な時期に終わるかもしれません。

原作に忠実ということは、

番組構成に合わせて、増やしたり減らしたり出来ないわけですから。

(多少は演出で何とかなるんだとは思いますがね)


話がそれましたが、要は原作に忠実である、と。

だから原作のキャラクターに役者がはまってる。

気になるとすれば市原隼人さんの身長の低さと、

佐藤隆太さんの体の細さくらいか・・

城田優さんの起用も、旬な役者ってより、

はまり役だから起用されたとさえ感じます。


マドンナキャラ役の村川絵梨さんも、

正直マドンナってほど可愛く思いませんでしたが、

続けて観てると見慣れてきました(^~^)

そもそも、男達がメインですからこの程度で良いのではと。


さて、またまた話がそれてしまいましたが、

『ごくせん』との大きな違いは話の軽さです。

演出の軽さではなく、中身の薄さってことですね。


『ごくせん』は、生徒がくだらないこと‥というかベタベタなことで問題起こして、

ヤンクミが暴力で解決するという水戸黄門なわけですが、

それで生徒達が改心するって・・・ねぇ(;^_^A

お約束なのは結構だが、

最後のヤンクミの暴力シーンまでに、

このドラマだからこそという展開が全く無いわけですよ。

オリジナルなドラマ展開がない。

それでいて、喧嘩で先生が勝ったから改心しな!って言われても・・。

もちろん、「先生は生徒を信じてる」的な他の改心させるための言い分はあるんですけどね。


つまり、1とかはそれが、ってよりヤンクミのキャラクター(仲間由紀恵さんの魅力)で

楽しく観られたわけですが、

元々薄っぺらいお話しだっただけに、それがこの数字とは釈然としない。


ヤンクミの『信じる』は「悪ガキレベルで粋がったってカワイイものですよ」的な、

要は「この程度の悪なら悪の内に入らない」って感覚で信じてる。

だから生徒と敵対する悪者がいくら若い人(やくざ屋さんでは無い人)たちでも、

一緒に更正させようとは全くしない。

要は不良悪の更正に興味が無いわけです。


それに比べて『ROOKIES』はと言いますと・・

先生にここまでされたら改心するよって素直に思えてしまう。

川藤(先生)は生徒を信じ切ることで裏切られ続ける。

しかも、自分の立場が不利になる状況でばかり・・

その姿こそが、先生を不良が信じる切っ掛けになっているわけですが、

その方法を暴力で解決に持っていかない。

川藤がやることは『夢』を一緒に見付ける努力をすること。

これほど不良が語りたくないテーマは無い。

それを生徒に気付かせるために、川藤はひたすら『信じる』わけです。

それがヤンクミとは違い、川藤は純粋に『信じる』を実践している。

だから、そこから生まれるドラマも、

そこで葛藤する生徒たちも、濃いわけですね。


これから、不良達が甲子園を目指していくわけですが、

ここからより、各キャラクターが立ってきます。

みんなで、二子玉野球部を応援しましょう!


今クール観ているドラマの中で、一番義務感で観ているドラマは

視聴率ナンバー1の『ごくせん』ですね。


1、2と欠かさず観ていますか、

ここまでそのままの内容で3をやるとは、恐るべしです。

これだけ視聴率がとれているのだから、

視聴者が望んでいると言うこと。

だから文句を言っても独りよがりになってしまいますが、

ドラマファンの1人としてあえて言いたい。


どこが面白いねん!


あのイケメンたちに魅力はあるのだろうか?

恋空くん以外、顔も名前も初めてな上に、

全く良さが分からない。。


これを観ているのはどんな視聴者なの??

1、2を観たことがない人たちがヤンクミのキャラに新鮮さを感じているってのなら、

まだ理解はできる。


ただ、それだけではこの視聴率まではいかんだろ。

イケメンブーム同様、

この影響でテレビ局が間違った方向に走らなければ良いが・・


オリジナルドラマに力を入れよう(゙ `-´)/


そんな意味も込めて、

決して好きではないが『CHANGE』の逆転勝利を切に願う!