アメリカのほとんどの大学に、フラタニティ(略してフラット)が存在する。
一言でいえば『フラット=男子寮』だが、同じ寮で暮らす男子生徒は「兄弟」のような関係ということになっていて、兄弟の為になんでもする誓約を交わさなければ、入寮できないとされている。
フラットに入る際は、「兄弟としての信用度」を示すテスト(Hazing)がある。
近年は規制が厳しくなってきているようだが、信用度テストとして、ビルの2階からの飛び降りを命令したり、ウォッカ1本一気飲みなど、度が過ぎたテストを強制し、時に生徒が亡くなる事件も起こる。
そのフラットで開催される『フラット・パーティー』は、酒、マリファナは勿論、時々レイプ事件が起こるほどワイルドだと聞く。
先日、その『フラット・パーティー』に招待されたという我が娘。
やはり大学に入ったからには、一度は『フラット・パーティー』に参加してみたいもの。
しかし、何があるかわからないので、一人で行くのは危険過ぎ・・・・・。
ということで、女の子の友達3人、大の仲良しである黒人のゲイの男の子も用心棒がてら連れてパーティーへ。
フラットに到着し、初めて気づいたらしいが、フラットには色々なタイプがあるよう。
娘のイメージは、「フラット=体育会系で筋肉隆々なお兄さんたちが住む寮」だったのだけれど、娘達が招待されたフラットは、コンピューターオタク系がメインな寮・・・・・。
娘達が到着すると、そのオタク系お兄さんたち、やたらくねくねしながら、狂ったように踊っていたらしい。
そのリズムを無視した『くねくねダンス』を見た途端、娘、カルト宗教団体か?と思ったという。
しかし、相手がくねくねしていても、油断は禁物。
惑わされて別室に連れて行かれないように、一緒に行ったメンバーとかたまって踊る娘グループ。
暫く「くねくね軍団」と娘グループは離れて踊っていたが、何故か徐々に接近してくる「くねくね軍団」。
で、気が付くと、、、、、
黒人君を囲んで踊り出す「くねくね軍団」
ダンスのうまい黒人君のダンス・テクにあやかりたかったのだろうか?
用心棒がてら連れて行った友達が一番危険な目に遭って、初のフラット・パーティーは終了・・・・。

