昨今の子供達の上下関係について書きます。
最近の子供達は学年が上の人に対して、
「○○さん」、「○○先輩」と呼ばず名前で呼び合う事が普通になっています。
俗に言う「呼び捨て」です。
私は古い人間なので子供の頃は、一学年でも上の人には敬称を付けて名前を呼んでいました。
何をされた訳でもなく、年長の先輩はとても怖く感じさせられるオーラがありました。
また、今の時期は親子の関係もかなりフランクになってきています。
母親と娘の関係も友達感覚のように見えて微笑ましいですね。
また、私の小学生時代に60歳位の人のジーパン、Tシャツ姿を見た記憶がありません。
地味な色の開襟シャツにスラック。
そんな私は60歳を超えて短パン、Tシャツ姿です。
私が若い頃、今で言う格闘技をやっていた時代の指導者の方から言われた言葉です。
「ここでは先輩でも年長者にたいては敬称、敬語で接する事。」
「己を顧みず年長者を揶揄する者ほど愚かな人間はいない。」
この事が守られていた為、年下の先輩に対し年長者も敬称、敬語で接して厳しいトレーニングの中でもとてもいい空気でした。
今の時代はお互いに名前で呼び合っても、それはそれでいい関係になっています。
時代の流れなのでしょう。
中学生、高校生の部活となると状況は違うのでしょうが。
以前、友好団体の先生とこの事について話した事があります。
その道場では中学生になったらハッキリさせているそうです。
一線を引いたいい教育だと思います。
古い人間なので「呼称」について上下関係はしっかりさせたいのですが....。
子供同士での良い環境が保てていれば、それが今の時代に合った上下関係なのでしょう。
学校の部活とは違い、様々な目標で稽古に通って来ているので難しいところです。
そんな今の時代でも友好団体の指導者、責任者の皆様とは昔ながらの節度で対応して頂き感謝しています。
10年、20年後はどうなっているのでしょうか?