ボクシング、キックボクシングなどの打撃系の稽古を取り入れて自分のスタイル確立に励む1年でした。

筋トレにも積極的に取り組んで肩周りの筋力もかなり付いてきた頃です。

試合スタイルはもう少し蹴りを織り交ぜたスタイルがベストだと感じていましたが(今でもそう思ってます。)がこの年は本人に任せていました。

選抜大会でも出場権を獲得していざ神戸へ出陣。




(オープニングセレモニーでは前年度チャンピオンの大将の姿を舞台下から見上げていました。)



大将、将志とは伝わって来る気迫が違いました。

前回の3位決定戦のプレッシャーが教訓になっていたのか一戦必勝の気構えが伝わってきます。

予選、準決勝と勝ち進みいよいよ決勝戦。


メジャー大会だけあって演出も最高。


試合は桃子にとって初めての舞台での試合。


そして試合前のセレモニー。


ここでピンチを迎えます。


まずはセコンド。

この日の大会に参加した同門生徒はほとんど帰ってしまい私と幸多朗家のみ。

この大会、決勝戦のみセコンドの人数制限はありません。

少しでもバックアップをしてあげたい。

やはり闘う選手もアウェーであれば応援してくれる人数が多ければテンションも上がるものです。


さらにセレモニーでは主催者の方たち3人がMCで今回の強豪目玉選手の紹介をしました。


数名の強豪選手の中にこれから闘う桃子の相手選手が入っていたのです。

西日本超強豪選手でこの一年間の実績などが紹介されました。

当然、目の前でセレモニーを見ています。

桃子の心中が心配でした。


と言うのも以前に書きましたがその昔、対戦相手を見れば怖くて泣いてしまった頃の桃子の姿が頭の中をよぎりました。

そんな時もあった桃子がこの舞台のファイナルにいる。

何とかサポートしなくては。

この決勝戦までの間、三姉弟のセコンドに付いて声をあげていた為に声がほとんど出ませんでしたませ。


どうしょう。



救世主登場です。









次回は最終回です。