もやもやしながら新年より動き出しましたが何かスッキリしませんでした。
道場主とたかが生徒の父親のトラブルではこちらに分はありません。
この頃になると色々な大会に参加して考えていた事がありました。
年間で出場出来る大会は数回に決められていたのですが、それでも出場する度に初めて出会う強豪選手を目の当たりにして
「まだまだ遠い存在だなぁ。先は長いなぁ〜」
と思い始めていました。
そしてもう一つはもっといろんな大会に出てみたい。
と言う考えでした。空手を始める時には詳しい事情は解らず入門する方が大半だと思います。
しかし、大人の事情であるこの問題は自分の決めた道場に身を委ねた以上仕方の無い事です。
そんなモヤモヤがあったりしたのです。
そんなある日キックボクシング系のジム?(あるいは道場)I道場を見学に行きました。
何故見学に行ったのか?
似て非なる格闘技はどんな稽古をしているのか?と興味がありました。
もう今の流派の大会出場は自粛する!
と啖呵を切ってしまった手前気持ちは次のステップに向かっていました。
そんな状況で見た稽古はとても新鮮であり興味が湧きました。
子供達も多少なりとも興味があったようでした。
自己解釈ですが空手の道場を掛け持ちで通う事はまず無理ですが空手とボクシング、空手とキックボクシングでは競技が違うので大丈夫ではないか?と。
早速、師範にその旨を伝えて了解をとりました。
その道場では新空手をメインに年に数回大会に参加していました。
新空手の大会にも数回出場しましたがI道場から出場しました。
そしてこの道場の指導員で後に武将會を立ち上げるきっかけになったℹ︎氏と知り合ったのです。
そんな中で空手の方は所属道場の交友団体の試合を調べては師範に許可を下ろして頂き参加していました。
初めて出場する他流派の大会ではまた新しい出会いがあったり凄い選手を目の当たりにして外部の世界に感動を覚えました。
そんなにまでしなくては大会に出られない事に不満もなかった。と言ったら嘘になります。
ただその不満は組織の中では当たり前の事であり、組織から見れば単なるワガママにしか映らないのです。
であれば自分で好きなようにやるしか無いのです。結果はどうあれ。
自分で立ち上げるしか無い。
そんな気持ちが芽生え始めたのです。
自分の子供の空手に対する時間的な尺を、とりあえずは小学生時代にある程度の結果を出す事に目標を置いていたので、ただただ大人の事情でタイムロスをする事がたまらなく嫌でした。
大会の出場許可を取るのにも他流派の試合がほとんどなので師範にもご迷惑、お手数をおかけする事も申し訳なく思っていました。
もし、あの時、頭を下げて馬鹿になりきっていたらこんな事にはなっていなかったでしょうが、それが出来ない自分の気持ちを曲げる事は出来ませんでした。
この年の夏の終わりにひょんなキッカケからある物件の情報が入りました。
本業で探していた倉庫をある方が世話をしてくれたのです。
この物件を見て即決しました。
本業の倉庫にするには広すぎますがこの半分を子供達の稽古場にしょうと自然に思いました。
と言うのも空手の稽古の帰りに空いていればほとんど毎日、三人で近所の地区センターで追い稽古していたので、もってこいのスペースでした。
その事をI道場のℹ︎先生に話した事がキッカケで思わぬ方向に話しは進んで行きました。
続きは次回に書きます。