明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
まだ新年号の発表はありませんが新しい時代が始まります。
今年の武将會のビックイベントは
5月26日(日) 武将杯春の王者決定戦
11月4日(祝) 武将杯秋の王者決定戦
が決定しています。
春の王者決定戦の詳細は今月中に発表させて頂きます。
お正月休みの間に桃子、大将の空手との出会いと現在迄を振り返り書いてみます。
空手への挑戦 其ノ壱
2013年7月11日、極真会館坂本派城東本部に二人揃って入門しました。
桃子6才(年長)大将4歳(年中)の時でした。
習い事をするなら空手と決めていたのでいくつかの道場を見学して入門する道場を決めました。
身体を強くする為や礼儀正しくなる為と言う事よりもまずは人との交わりや目上の人との接し方に重きを置いて考えていました。
人と上手く交流が出来なくては何も学びとる事は出来ません。
当時、この道場の師範はとても昭和の匂いが漂う私好みの師範でした。
今でも交流はあります。
この道場では基本的に見学が禁止となっている為、迎えに行った時に後半の数分間だけ見学する事が出来、これが楽しみの一つでした。
入門当初、本人達にしてみれば何故定期的にここに来て道着を着て空手(空手とは判っていなかったのかもしれません)の稽古をしているのか判っていなかったと思います。
この頃からずっと続けていた事は帰り道に必ず、今日褒められた事と今日叱られたり注意された事を聞いていました。
小さい子は自分に不都合な事はなかなか正直に話してくれませんが、最初から何でも話せる様にしょうと考え続けました。
時には大将が注意された事などを口篭ると桃子が横から口を出して喧嘩になったり、また、その逆も良くありました。いい思い出です。
桃子には同年の生徒がいました。とても強い女の子で全国レベルでした。
大将は道場内でも最年少で強い先輩達に囲まれ緊張の日々でした。
約1時間の稽古を終えると家に帰ってから夕飯前にスクワットと腕立て、突き、蹴りの復習は必ずやりました。
まだ小さかったので狭い部屋でも充分出来ました。
3ヶ月くらい経つと道場のない日には地区センターなどを借りて稽古をし始めました。ジャンピングスクワット、腕立て、その他自重での筋トレを一時間、基本稽古、二人で組手などをやり続けました。
今思うとこの頃から週6で稽古をし始めていました。
これは持論です。体力無くして技術の習得は出来ない。と考えています。
この頃から股関節を柔らかくしたり、基礎体力強化を始めていれば将来的にどんなスポーツや武道を始めてもアドバンテージを取る事が出来ます。
例えば小学生になって運動会や持久走大会などで力を発揮する事でしょう。辛い毎日の運動も短時間でこの頃から始めれば日課として身体に染み込んで行きます。
入門したこの年には流派内の内部交流戦が行われ師範より二人の出場許可が出て初級クラスでデビューする事が決まりました。
この頃には道場でも先輩達が組手の稽古を付けてくれました。
そんな本人達は試合がいつ行われるかなど全く解からぬまま日々厳しくなる稽古をこなしていました。
試合当日二人は何を考えていたのでしょうか?今となっては本人達も覚えていないでしょう。
私は小さな交流戦ではありますが二人が大勢の人が見ている前で頑張って打ち合った事に小さな達成感を味わいました。
セコンドにつき精一杯の指示を出しました。
緊張の為二人の耳には届いていなかったとは思いますが。親子がこんなに一体となって一つの事に向かって行ける満足感もありました。
桃子は残念ながら一回戦で負けてしまいましたが、大将はデビュー戦で優勝する事が出来ました。
小さなメダルではありましたが初めてもらう自分で勝ち取った金メダルでした。
その晩家に帰り、その日撮ったビデオを何度も見て小さな金メダルを眺めながら何時間一人で飲んだでしょうか。
その後も交流戦に出場し大将は中級、上級と順調に優勝しました。
桃子は結果が出ませんが稽古と向き合って頑張っていました。
型の大会にも出場し初級で準優勝する事もありました。
この年の12月だったと思います。所属流派主催の神奈川県大会に大将は出場しました。
この流派の大会は3年生までは男女混合無差別で試合をする事が多かったです。
大将はこの大会で初めて上級クラスとの闘いに挑みました。
内部交流戦の上級戦とは違いかなりレベルが高い大会です。中には全日本大会に出場している選手も多くいました。
朝早く起きて電車で横浜文化体育館を目指しました。
今までとは違い会場は広く、参加人数も数倍でした。
一回戦の相手は大将より少し大きい女の子でした。正直何とかなるだろうと甘い考えでいました。
試合は一方的に攻められ、判定になるのがやっと。完敗でした。
その対戦相手はその後もかなり強くなり全国大会の常連選手になりました。
大将は泣いてました。初めての敗戦です。
年中の子供が悔し涙をながしている。
人生のこんなに早い時期に悔し涙を流す体験をしている。
すごい事だと思いました。
そして帰り道、二人でご飯を食べに行き年中の息子と二人きりで初めて男同士の会話をしました。
この二人だけの食事会は今でも兄弟個別にやっています。
そこで大将は私と大きな約束をしました。
ただ約束が約束として実行されるか?
なにせ年中さんとの約束です。
そして次の日より約束は実行されました。
桃子も引き込んで。
続きは其ノ弐で書きます。