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昨日の大会でもう一つ、少し微笑ましい出来事がありました。 

大将の決勝戦です。
決勝進出を決めながら怪我をしてしまい一時は午前中で東京に帰り、病院へ行く事も考えていました。
本人の希望で決勝トーナメントを見て最後まで残る事にしました。

そこで私が残っているのなら不戦敗の名乗りを受けて来たらどうだ?
と提案しました。

実は今回の大会で優勝したO君の道場とは出稽古を通じて交友の深い仲にあり二人ともたまにスパーリングをするなど仲が良かったのです。3年前に1回O君と対戦した事がありました。
結果は手も足も出ずに負けました。この3年間O君と対戦する機会が無く、久しぶりに対戦するチャンスでした。
大将は一狼塾のエースである彼をリスペクトし続けていましたが現実は上手くいかないものです。

という事で主催の戸澤先生に相談して許可を頂き勝ち名乗りならぬ負け名乗りを受けさせてもらいました。

大将とも話しあいました。

決勝戦であるだけになおさら相手と向かい合い十字を切って心の中で

       闘う事が出来ずにすみません。

と礼を尽くし頭を下げる事にしました。


各大会での決まりがあるかと思いますが今後も出来ればこの様な所作は続けて行きたいと思います。