大会当日、緊張の為にいつもの実力を発揮できない生徒を見かける事があります。
特に小学生に多いのではないでしょうか。よく保護者の方から聞く考え方ですが、
稽古を積んで万全の状態で試合に出る
試合にどんどん出て経験を積ませる
大きく分けてこの二つです。
前者の場合は、特に試合でいい所なく負けてしまった後によく聞きます。闘った相手の実力にもよるでしょうが。
私的意見です。
試合と試合の間隔があまりあいてしまうとその一戦にかかるプレッシャーはかなりの物だと考えます。
更に現場で親、兄弟、仲間達に期待をかけられている事など様々なものとの戦いで緊張のピークを迎えてしまうのでは無いでしょうか。
負けたらどうしよう。
相手は強そうだな。
自分より体が大きい。
子供が親に忖度してしまう場合もあります。
既に頭の中はパニックになってしまいます。
何度試合を経験しても徐々に迫り来る自分の出番への緊張感とプレッシャー、交流戦でも全国大会でも、一回戦であれ決勝戦であれ変わりはありません。
キャリアを積むことも大事です。
こればかりは自己との闘いです。
そして後者の場合は確かに大会に関するプレッシャーは軽減されると思いますが、いつも勝ってばかりではありません。
勝った数の何倍もの敗戦かがキャリアとして積まれていきます。
大事な事は負けに慣れてしまわない事です。
負けた後の反省と復習。自分の参加したクラスの闘いを最後まで見ていく事です。
負けて悔し涙を流しても一過性のものでは大会に参加した意味がありません。
大会に参加するには全ての面において親御さんの苦労が伴う事を常に忘れてはいけません。
確かに勝ち負けは重要ですがそれ以上に成長を見ているのです。