1997年アメリカ映画
奇天烈な役どころや、インディーズ作品への出演がまだ目立っていたジョニーデップが名優アルパチーノと共演したマフィア映画です。アルパチーノは、「ゴッドファーザー」の役どころとは真逆にうだつの上がらない中堅マフィアを好演しています。
アルパチーノ演じる中堅マフィアが常に組織論でジョニーデップを諭すところは、マフィアといえども華々しさばかりでなく人間の集まりであり、またマフィアだからこそ粛清の対象に上がるとすなわち死に直結する氷上の存在なのだと観ている者はつくづく感じさせられます。パチーノが組織論を強弁するのが、新鮮で面白かったです。
この映画でのアルパチーノは、とにかく名優オーラがありません
本当にうだつが上がらない中堅のマフィアに成りきっています。
ボスに対して目礼する仕草や、ジョニーデップに対して不安をぶちまけてみたりと・・・。
ちなみに主役はジョニーデップです。今やハリウッドで高ギャラを得られるアクターとなりました。奇天烈じゃないメジャー作品への出演もこの後多くなります。この配役には紆余曲折があるらしく、当初はトムクルーズ、その後ブラッドピット、マッドデイモン、そしてジョニーデップになったとのことです。
あのマフィア映画ですけど・・・とは製作側も気づいていたらしく、イタリア系に見えるのがジョニーデップだったらしく、配役決定・・・。
彼らにはジョニーデップがイタリア系に見えるのか?シチリア人に見えるのか?
ジョニーデップの妻役アンヘッシュがかわいかった
シースルーの衣装に心奪われてしまいました
日本人を馬鹿にするシーンや、死体を損壊するシーンがあるため今後見られる方は要注意です