1992年アメリカ映画


言わずもがな、アルパチーノがオスカーに輝いた名作です。

アルパチーノは「ゴッドファーザーⅡ」出演後不振に陥り、その後舞台などに活躍の場を広め、そしてこの作品にめぐり合います。


それにしてもアルパチーノの言葉がキタナイショック!

盲目の元陸軍高級士官が役どころですが、ただただ言葉がキタナイ・・・(笑)

それもこれもキャラクターとしての伏線であるのですが・・・しょぼん


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退役後自身の居場所を見出せない元陸軍高級士官のところに、近くにある名門高校に通う高校生(クリス・オドネル)が短期のアルバイトとして身辺の世話をするところから物語は始まります。


人生訓とは「人間の生き方としての教え(大辞林)」です。

人により人生訓の学び場所は違うのでしょう。

また、どういったきっかけで学べるかも違うのだと思います。


そして、人生訓は言葉である必要はまったくありません。


この映画は、老いが若きに、若輩が先輩にそれぞれがその影響を与え合います。

人は他人を蹴落とす足も出しますが、人は他人を救い出す手もさし出すのです。

その人間の営みを、この映画はとてもよく表現できていると思います。



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後半舞台は名門高校に移り、この盲目で元陸軍高級士官は短期のアルバイトとして身辺の世話をしている高校生を窮地から救い出します。


とにもかくにも、この映画はこの後半の名門高校でのシーンなくしては語れません。

元陸軍高級士官が今まで辿ってきた半生を、これから世に出ていくまだ新しい歩みの高校生達に訴えかけるシーンは必見です。



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人生訓は自身以外からの影響を大とします。しかし、やはり小説や映画から学ぶよりは自身の生活から得られることができるのであれば、それこそが幸福というものになり得るのでしょう。自身の生活とは、つまり自分以外の他人から直接得られる環境を指します。つまるところ、両親、教師、先輩、上司などからです。


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良き両親、教師、先輩、上司等にめぐり合えた方は、その方を大切にしてください。

しかし、めぐり合わないで歩んできた方には、この映画はひとつのヒントになるのではないでしょうか。

自身の生活からは学べなくても、誰かの生活へ手を差し伸べる事は出来るのですから。

昨今人間関係の希薄化が叫ばれる中、この映画でその渇きに補給してみませんか?


そして、この映画を見終わったあなたはこう叫ぶはずです。



フーアー!!」



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