只今公開中の中国映画《芳華》が好評だ。
去年ネットで見かけて、つい最後まで観てしまい、ストーリーは知っているのだが、是非とも映画館で観たいと思っている作品だ。
連休のお楽しみにとっている(笑)。
中国映画の醍醐味は、まずそのスケールの大きさと、物語背景の多様さ、そして俳優達の外見の良さだが、この映画の登場人物達も、皆美しい。 伸びやかな軀と身体能力、競争を勝ち抜いた若々しい表現力はどの役の俳優さんも素晴らしい。
主人公の少女が、一人踊るシーンは悲しく美しく、やはり見た人の涙を誘っているらしく、ネット上でも、これに言及する感想を多く見かける。
どんな国のどんな時代でも、人は果敢に恋をするものだ。そんな時代に翻弄されながらも、懸命な姿が感動を呼んでいるのだけれど、私が好きなのは、やはり最後のナレーションの後「絨花」の歌が流れ、そのままエンディングへと行くところだ。
この歌を聴いた時、(あれ?私はこの歌を知っている!何故だろう?どこでだろう?)と随分考えた。そして、思い出したのだ(笑)。
思い出せて嬉しい!!
今現在 60歳を越しても美しい劉暁慶の若い頃の作品だ。日本でも中国映画祭かなにかで公開された《小花》という映画の挿入歌だった。
主人公小花の姉役(或いは従姉妹?か、記憶が曖昧だが)の劉暁慶が、傷ついた紅軍兵士を運ぶシーンで流れる曲なのだった。
あの時代、中国映画を観る者は、関係者か語学学習者くらいのもので、映画館はガラガラだった。邦題は確か「戦場の花」だったと思う。
あれから何十年も経って、中国も、その映画作品も日本を凌駕する存在となった。
今公開されている《芳華》は、そんな時代の変遷の底辺で忘れられた人々を描いた作品だ。

