10月20日の新倉塾の特集は二宮尊徳さんです。
それにちなんで「報徳訓」です。

これは三行で一連。
四連十二行で成り立っています。
そして、今読んでも、そのまま現代に通じます。

◼︎超訳 / 武士道新倉流◼︎
※超訳は解釈に少し変化をつけていますので予めご了承ください。

以下

体は自分の物ではなく、天より与えられた物です。

また天より与えられた命(使命)を果たし、次代に繋げましょう。

今のあなたの富貴(お金/経済)は父母によりものであり、

父母の富貴はその先祖によるものです。

富めるも貧なるもそれらは先祖の積善の結果です。

あなたの子どもや子孫の富貴は、あなたの積善にかかっています。

私たちが生きているのは、自然の恩恵をうけているからです。

そして、その恩恵に感謝し、自然を大切にしましょう。

今年の生活水準は、前年の働きによるものです。

そして、来年の生活水準は、今年の働きによります。

過去の一日一日の積み重ねが現在です。

そして、未来は今日からの一日一日の積み重ねの結果です。

この事を忘れず心に置き、
今日の一日に最善を尽くしましょう。

PS：
二宮尊徳さんが使う「徳」というのは、本来の意味合いと少し異なります。

二宮尊徳さんがいう徳とは、物や人に備わる良さ、取り柄、持ち味、長所、美点、可能性というものを指して使っています。

要するに、「報徳」とは、それぞれの持ち味や美点や長所を活かし、新しい価値観を作り出す。役に立つ事を見出すこと。

この作り出す、見出すことを報いると説いています。

押忍

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【報徳訓】～二宮尊徳の教え～