【賢さはたった一言で見抜かれる】
徳川家康はこう言います。
「人々の知恵の深浅は、その者の一言にてよく知るるものなり」
(岩淵夜話)

論語にはこのような章句があります。
「君子は一言以て知と為し、一言以て不知と為す」

たった一言がすべてを決める。

リーダーは言葉の重さを認識しなくてはならない。
不用意な発言は絶対にしない。

最近の出来事でいえば、
イチロー選手の引退発表の記者会見。

一言をしばらく考えてからしっかり判断して回答をしていました。

途中、
「あぁ、これを言ったら問題になるな、これはダメだ・・・」
と独り言のシーンがありました。

まさに、発言の重さを知っているからこその場面でした。

もちろん、ビジョンや理想、想いを口に出して伝えることは重要です。

ただ、その言葉に誤解を生じないかどうか、
発する前に一度、考える。

これが言を慎むということに繋がります。

わかっちゃいるけどなかなか出来ないんです。

私たちには感情というものがあります、時にはその感情が言を慎むことや
一度考えるということを無視して暴走したりしますから。

常に、意識をしていないといけない。

これも人間力のひとつですね。

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