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モニターニャのブログ

モニターやサンプルの商品を紹介と評価をモニターニャの視点で書きました。

日々の子育ての悩みやエピソードなども合わせて載せています。

去年までお世話になった幼稚園。
今だに毎月更新されるHPを見て、
勉強させてもらっています。

今月も子育てに参考になる話が載っていたので、読んでみて下さい。



かずえキッズクリニック院長 川上一恵さん

心のSOSが体に表れる?!
 頭痛、腹痛、発熱、皮膚の発疹…さまざまな原因で体には症状が表れます。小児科ではまず①体の病気。検査をしても原因が見当たらない②生活習慣(睡眠・食べ過ぎなど)それでも原因が見当たらない③心の問題と診察します。心の中にある不安や葛藤が、身体の症状として表れることがあります。不安や葛藤が自分で抱えきれなくなってくると心のSOSサインとして体に症状が表れてしまいます。

CASE1
 おとなしく親の手のかからない小1の女の子頻繁にトイレに駆け込むと診察に来ました。お母さんに話しを聞いたところ「下の子に手がとられている…」『私はお姉ちゃんだから』とさびしい思いを伝えられないのかもしれない。お母さんとふたりで過ごす時間をとってあげて、下の子がいないところでぎゅっと抱きしめてあげてもいいわねと伝え、お母さんがお姉ちゃんに意識して関わるようにしたら、1ヵ月ほどですっかり治ってしまいました。

CACE2
 しっかりものの年長さんの女の子。でも目立つことは嫌い。なのにお遊戯会でお姫様役。本人は嫌で仕方がありません。親は「がんばりなさい」「主役だから失敗したらたいへんね」とプレッシャー。子どもは…「おなかが痛い!」。
 幼稚園でのお遊戯会や小学校での運動会などの前になると、おしっこが近くなる、お腹が痛くなる、熱を出すというケースが多く見受けられます。こうしたときは過剰な期待はせず、子どもの気持ちに寄り添いながら、「素敵な役がもらえたね」「全力でやればそれでいいのよ」などと伝えるにとどめて欲しいと思います。

子どもを観て、触ろう
 心のSOSは、いろんな形で表れます。注意したいのは、簡単に心のSOSと決めつけないこと。まずは病院へ行きましょう。子どもの様子を普段からよく観ることはとても大切なことです。
○朝ご飯をしっかり食べて元気に出かけているか
○よく眠ることができているか
○顔色はどうか、子どものことをよく観ているお母さんなら様子がおかしいとき、体の病気か心のSOSか何となくでも気づけるものです。
 子どもを触ってみることも大切ですね。お腹が痛いとき「どこが痛いの?」と言いながらお腹をさすってみて、顔をしかめたり、体をよけたりするときは病院へ、逆にさすることで気持ちよさそうになれば、そのまま様子をみてもいいと思います。文字通り「手当て」をすることで、手の温かさや心配する親の気持ちが伝わると、子どもは安心感を得ます。それで痛みが解消されていくこともあります。ただ、痛みをくり返すようなら、病院へ行きましょう。

子どもの心に寄り添って
 環境の変化や悩んでいそうなことはないか、心当たりを探してみてください。根本的な原因が解決されないと症状はなかなか改善されません。子どもの心に寄り添い、根掘り葉掘り聞くのではなく、具体的に話さなくても「つらいよね」と痛みに寄り添うだけで「自分の気持ちをわかってくれている」と子どもは安心感を得ることができます。それでつらい気持ちや痛みが解消されることもあります。
「何か抱えてるな」と思ったら「いつでも話を聞くよ」という姿勢を見せることが大切。
○一緒におやつをとる
○散歩やドライブをしながらいろんな話しをする等

余裕のある顔で子どもと向き合う
 親は無意識のうちに自分の価値観を子どもに押しつけてしまっていることがあります。まずは子どものいうことを受け止めて「あなたはどう思う?」と気持ちを聞くことが大切だと考えています。普段からのコミュニケーションの積み重ねで、子どもが自分の気持ちを心の中に押し込めてしまうことがなくなるのではないでしょうか。子どもの気持ちを親がきちんと受け止めることができれば、心のSOSが体の症状として表れることをある程度防げると思います。
  でも、子どもの心のSOSが原因で体に症状が表れてしまっても、親は「子どもの気持ちに気づいてあげられなかった」「気持ちをわかってあげられなかったダメな親ね」と自分を否定しないことも大切です。それをきっかけに、対応を見直せばいいのです。親が落ち込んでいると、子どもは「心配をかけてはいけない」とつらい気持ちをさらに押し込めてしまうことがあります。子どもの前では、心に余裕のある顔をしていましょう。それが、子どもに安心感を与えたり、気持ちを受け止めたりすることにつながります。
オープンクエスチョンのすすめ
YESやNOで答えられる「楽しかった?」のような質問ではなく、「休み時間は何をして遊んだの?」など、次につながる質問を心掛ける方法です。但し、問い詰めるような調子にならないように気をつけましょう。こうして会話を積み重ねていくと子どもはどんどん自分から話すようになります。
お父さん出番ですよ!
日々子どもと向き合うお母さんは、思うようにいかない子育てにイライラしてしまうことがあります。すると子どもも、つらいことがあっても話しにくくなりいろんな気持ちを自分の中に押し込めてしまうもの。そんな時こそ、お父さんの出番です。といってもお父さんがサポートする相手は子どもではなく、お母さん。お母さんに「ぼくにできることはある?」と声をかけたり「いつもがんばっているね」とケーキを買って帰ったりするだけでいいのです。がんばりをわかってくれている人がいるというだけで、お母さんの気持ちは楽になるものですよ。


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