大河ドラマ「平清盛」のキャストについて考察したい。

主役、”清盛”は松山ケンイチであった。
筆者としては、松山ケンイチへの特段な印象や思い入れは無い。強いて言えば、「DEATH NOTE」のL役という程度の印象。
大河ドラマと言えば、例年、公開年の一昨年前に人気のあった俳優が主役を務めるのが通例だが、今回は噂では、松山ケンイチ自身が、自分を売り込んだらしい。

脇役としては、清盛のライバルとして描かれている後白河上皇を演じた松田翔太がいた。今様を好み、ちょっと外れた感じの上皇を演じているが、なにせ、「あんなかっこいい上皇がいるか?」というくらいのキレのある顔。ちょっとリアリティがなかったかな。


他の脇役は、中井貴一、玉木宏、極楽とんぼの加藤や、過去の大河ドラマで主役を演じた上川隆也、岡田将生、杏、深田恭子等が脇を固めており、それなりに布陣は厚かったと思う。


大根役者もおらず、配役は上々だ。

ではなぜ??

なぜ、視聴率が低かったのか??


筆者としては、こう考えている。

キャスティングはドラマにとって非常に重要な要素だ
だが、やはり、それ以上にドラマ自体のストーリーが視聴者の嗜好に沿ったものでないと視聴率はとれない

例えば、視聴率の女王、仲間由紀恵が出演した「ごくせん」。
あれは、仲間由紀恵もよかったが、ストーリーが奇抜だったから、高視聴率がとれたのだ。
ガリレオ、救命病棟、すべてそうである。

決して、配役だけに頼ってはいけない。もっとも大切なのは視聴者の嗜好に沿ったストーリーである。


もっとも、「大河ドラマは、視聴率を取る番組なのか?」という質問には、筆者としてはあくまで「No」。
筆者に取って、大河ドラマは教養番組である。

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筆者としては、好感が持てた「平清盛」だが、視聴率として捉えてみると、世間では不評であった。

なぜ、ここまで低視聴率に終わったかという問いには、世間では色々と回答が成されていると思うが、筆者としては、取り上げた「時代性」が大きいと考えている。
筆者が大河ドラマを観始めた「太平記(1991年)」以降、平均視聴率が25%前後のものを挙げると、

太平記(1991年、平均視聴率:26.0%)」

信長(1992年、平均視聴率:24.6%)」

八代将軍吉宗(1995年、平均視聴率:26.4%)」

秀吉(1996年、平均視聴率:30.5%)」

篤姫(2008年、平均視聴率:24.5%)」


がある。

これらは、鎌倉末期、戦国期、江戸末期という時代が激動し、戦に明け暮れた時代が主であり(吉宗は違うが)、この激動の中でもたくましく生き抜く主人公のサクセスストーリーである。
また、中学生の歴史教科書にもしっかりと記述されるほど有名な話であり、誰もがある程度の知識を有する時代もしくは人物であろう。


これに対し、「平清盛」や「花の乱(1994年、平均視聴率:14.1%)」は、激動の時代には変わりないが、時代背景が難しいことが特徴である。
応仁の乱を描いた「花の乱」や、平安末期を描いた「平清盛」の時代は、類似した名前や、やたらと多い親戚・遠戚、敵の敵は味方であったりと、人物の相関関係がとても見えにくい。
また、戦の目的として、戦国時代にみられる「領地拡大」という明確な目的はなく、権力闘争や、恨み妬みという陰湿なイメージが付きまとう。

筆者のような歴史マニアとしては、その時代性などを考えながら観ているので、飽きることは無い。
だが、歴史入門者にとっては、やはり難解であり、同時間帯に他局でバラエティーが放映されていたらそちらにチャンネルを切り替えるのも無理は無い。

歴史番組に求められるのは、
素人でも解る分かりやすさ。
視聴者が知っている、ある程度有名な事象
という、視聴者寄りの視点と、何よりも、
笑いだけではない、面白さ
である。

単に、バラエティー番組のように笑うことだけが「面白み」ではない。
視聴者の知識が深まり、番組が終わった後に、少しでも知識欲を満たせるような構成が必要なのだと考えている。




GWの長期休暇を利用して、やっと撮り溜めていた大河ドラマ「平清盛」を見終わった。。。

平均視聴率は大河ドラマ史上最低(12.0%)ということだったが、筆者としては色々な気づきを与えてくれた大河ドラマだったと思う。

(ちなみに、筆者は、これまた大河ドラマ史上最低視聴率を誇った「花の乱(1994年)」もお気に入りの作品)


これから数回に分けて「何がよかったか」「平清盛は何を伝えたかったのか」を筆者なりの視点で書いて行こうと思うので、ぜひご一読願いたい。