ブログをはじめてみたものの、パスワードがわからなくなるという初歩的、だけど痛恨のミス( ̄_ ̄ i)。


 そんなわけで前の記事から随分空いてしまいましたが、ひっそりと続けたいと思います。

 その後も友人の結婚&婚活ネタが続々と降ってきて、溜めこんでおけないんだもん。


 さて、えりちゃんが遭遇した3人目の男性。


 お勤めは堅実なメーカーだったそうで。

 ちょっとおどおどしたところが気になったけど、とりあえずデートに出かけ、食事とあいなったそうです。


 オーダーする料理も決まってない段階で、いきなり男性が告白をはじめたそうです。


 「実はぼく・・・病気なんです」と。


 「そ・・・・・・そうなんですか」 婚カツの修羅場はいくつも潜ってきたえりちゃん。ここで取り乱すようなことはなくかといって平然とできるわけでもなく。


 どんな病気かというと、今、大流行の「心の風邪」系だったそうで。


 「病気って言われた瞬間、いろいろ想像しちゃって・・・。ま、想定の範囲内と言えばそうだったんですけど」と、えりちゃんは強かった。


 就職後、会社になじめずに心の風邪を引いてしまった男性。

 悩みが募って、会社を休みがちになり、有給を使い切ったところでなんとか会社に行き・・・・・・


「発作的に辞表を出した」そうです。


 ま、人生、そういうこともあるんではないでしょうか。現在の彼のプロフィールは「会社員」なもので、えりちゃんは質問しました。すると・・・・・・


「辞表を出したんですけど、後で死ぬほど後悔をして。お母さんに言ったら、会社に話してくれて、辞表を撤回してもらった」そうです。辞表を出した翌日に。


 「その年で・・・母親が会社に行ったんかい!」えりちゃんは心の中でつっこんだそうです。


 それから男性は嬉々として話を続けたそうです。

 以来、会社で何かあるとお母さんに話して、お母さんが会社に相談してくれる、と。


 「私は『心の風邪』のことはよくわからないんですけど・・・」とえりちゃん。


 現代はそういう人が多いし、心の風邪をひいていない人と結婚しても、心の風邪を引かれる場合もあるでしょう。だから、心に風邪を引いた人を、結婚相手として最初から除外するつもりはないんですけどね・・・。

 お母さんに相談するのはいいけど、会社にお母さんがでばってくってことは・・・・・・


 「もし、この人と結婚した場合、何かあるとお母さんが出てくるだろうし、勤め先にお母さんが出て行くんだろうなって考えると・・・」と、えりちゃん。


 えりちゃんの心中の思いにも気づかず、この男性はお母さんのことや病気のことをしゃべり続け、「とにかく僕は病気なんで」「病気なんで」を連発し続けたそうです。


 デートの翌日、えりちゃんは結婚相談所にお断りの電話を入れました。


 この男性は、病気が落ち着いてから、結婚相手を探すべきだったかもしれません。


 ヤンデレ女性に捕まってしまう男性は少なくないですが、きっと、相手のことが好きなら、病気でも気にならないと思うのです。

 しかし、婚活だと、冷静な目で相手を見ています。

 恋をしているときなら「あばたもえくぼ」なのかもしれませんが、婚活だとそうはいきませんよね(^_^;)。

 コース最初のフグ刺しが出される前から、コーヒーエネマ好き男性の話が飛び出し、これほど食事にふさわしくない話はない・・・と思ってはいたものの、えりちゃんの話は止まらない。あ


 とにかく、コーヒーエネマなんて私、できない!って思ったえりちゃんは、次の男性との対面に臨んだ。

 今度の相手は会社員。まず、映画を見に行きましょう、という話になったそうだ。

 映画のスタート時間に合わせてデートのスケジュールを組んだ。映画が始まったのが12時くらいで、終わって映画館を出たのが15時くらい。

 夕食を一緒に食べる約束はしていたので、夕食の時間まで何をしようか・・・という話になったそうである。

 

 映画館を出てから歩きながら話していたので、えりちゃんはちょっと疲れていた。咽も渇いていたので、喫茶店に入ることをえりちゃんが提案。

 男性も同意して、喫茶店へ。


 えりちゃんはケーキセットを注文したところ・・・・・・。

 「このあと夕食を食べるんだよ!なんでケーキなんて頼むんだ」と、いきなり男性が怒り出したそうである。

       「こんな時間にケーキを食べるなんて、夕食が食べられなくなるじゃないか!」

       「一緒に夕食を食べる相手に対して失礼だ!」

       「いったいどういう躾けを受けてきたんだ!」

 男性はいたくご立腹で、一気に雰囲気が悪くなったという。


 「確かにね、それまでその人が話した内容を考えると・・・。自分の家がいかに素晴らしいかとか、そういう話が多くて、ちょっと気になっていたんですよ。でも、お茶しながらケーキ食べたからって、うちの躾けがなってない、とまで言われなくっちゃいけないことなんでしょうか?」と、えりちゃん。

 

 だらしない男性よりは、きちんと躾けられている男性のほうがいいんだろうけど・・・。でも、程度問題だよねぇ。

 えりちゃんは、「この男性と結婚した自分を想像したら、ウツになっちゃって」と言った。

 ドラマでよく、姑が窓の桟をさーっと指で撫でて、「あら、こんなにホコリが!」なんて言うシーンがあるけれど、それをしそうだ。この男性は。

 それに、この男性と結婚するということは、もれなくこの男性のご両親がくっついてくるわけで。

 彼にこれだけ「きちんとした」躾けを施したということは、ご両親もそういう価値観を持っているということは容易に推測できる。そこに自分を合わせられないと、きっと、きついことになるだろう・・・・・・。

 子供が生まれたら生まれたで、それこそ躾けをめぐって大変なことになると思う。

 女性側の家族が厳しくて・・・という場合ならまだマシだと思う。これは男性にはなかなか理解してもらえないだろうけど。


 「あぁ、この人ダメだな~って思って、お断りしちゃいました」と、えりちゃん。


 まぁ・・・・・・この選択は妥当だよねぇ。

 しゃべりながら箸も動かしていた我々。お皿の柄が透けて見えるほど、芸術的に薄くつくられていたフグ刺し。普段なら「美味しいね!!」ってな言葉が一言二言あるんだけど、そんなことを話す暇もなく、えりちゃんの見合い失敗談を聞いていた。

 でも、まだあと三人分あるんですよね。


 友人のえりちゃんに「今度ご飯でも行かない?」とメールしたところ、「OK」という返事がきた。

 ついでにえりちゃんがここ1年半ほどがんばっている婚活のことを聞いた。

 

 えりちゃんは今年30歳になるのかな?2年ほど前から結婚するぞ!と決意して、すぐに大手の結婚紹介所に登録した。

 えりちゃんは癒し系の美人。容姿の好みは人それぞれだろうけど、よほど、「目が顔の半分くらいないとイヤだ」とか「ガングロが好み」とか、強いこだわりをもっている人が相手でなければ、容姿でハネられることはないと断言できる。

 世の中の女性を「美人」と「ブス」に大別すれば、かなり余裕で「美人」の部類に入るくらいだ。

 性格その他、結婚から遠ざかる要因はないと思うのに、婚活を開始してそろそろ2年になろうというのに、えりちゃんに春は訪れそうもない。


 えりちゃんはメールにこう書いてきた。「今年に入って、『この人なら!』という人、5人を紹介されて、ちょっとおつきあいしたけれど、全員ダメでした。今年に入ってまだ一ヶ月ですよ!(メールを出したのは今から2週間ほど前の話)それで5人がダメ。私が婚活やってるのを見て、知り合いの40代の男性が同じ結婚紹介所に入ったんです。その人は半年で結婚が決まったのに・・・」


 ぱーっと景気づけをしようというわけで、フグ鍋の店へ。

 今年こそは幸福になれますように、と願いながら、フグのコースを頂く。

 乾杯!が終わるとさっそくえりちゃんは敗戦の記録を語り始めた。


 敗戦その1)健康志向の男性!?

 

 昨年一年、婚活にいそしんできたえりちゃん。

 新年一発目のお相手は国家公務員。

 最初、食事をした時は、地味だけど特にイヤな点は感じなかったそうで、次に会う約束を取り付けた。

 次の週末、また食事をした後、男性は「うちはこの近くだから、部屋に来ませんか?」と誘ったらしい。

 というわけで、男性の住むマンションへ。

 部屋はきれいに片付いており、コーヒーを飲みながら語らっていたそうです。

 男性は健康オタク・・・というか、健康志向が強い人らしく「出来る限り自炊しています。白米は食べません。玄米のみです。野菜はもちろん、無農薬有機野菜を取り寄せています云々」と、話していたらしい。

 えりちゃんは特に健康志向でも、アンチ健康志向でもない。「そうですか」と相槌をうつことしかできなかったらしい。

 

 反論しないえりちゃんを、「受け入れてくれている」と、思ったのか、男性はさらに熱く語りだしたそうで。

 そして、「ちょっと、見せたいものがある」と、男性が持ってきたのが・・・・・・


 私「何?」

 えりちゃん「コーヒーエネマって知ってます?」

 私「・・・・・・エネマって浣腸だっけ?」

 

えりちゃん「しーっ!声が大きいですよ!」



 男性が持ってきたのは、コーヒーエネマの道具。

 男性はコーヒーエネマで毎日、腸のお掃除をしているそうで、「これ、すごくいいんですよ。えりさんもやってください」と、言い出したそうなのです。

 健康にいいのかわからないけど、そういう趣味がないえりちゃんは驚愕!

 しかも「僕は一緒にコーヒーエネマをできる人を探している。僕と結婚を考えるのなら、試してください」と言ったそうで。

 えりちゃんは何と言ってその場を辞したのかも覚えていないそうです。

 帰り道、速攻で結婚相談所に電話して、お断りすると伝えたそうで。

 「とにかくびっくりして、気持ち悪いって思って、反射的にお断りしてしまったんですけど・・・。もしかしてコーヒーエネマって私が思っている以上に普通のことなんでしょうか?もし、私が受け入れて、一緒にやっていたら、今ごろ結婚していたのかな?って思うんですよ」

 

 「同好の士同士でやる分にはいいかもしれないけどさ、会って2度目の人に特殊な趣味をオススメするってのは、どうかと思うよ。よっぽどえりちゃんのこと、気に入ってたのかな?でも、本当にえりちゃんを好きなら、えりちゃんがコーヒーエネマをするかしないかなんて問題じゃないでしょ。彼が趣味でやってるのを止めろ、って言ってるわけじゃないんだし」と、私。

 えりちゃんは「そうですよね・・・」と、遠い目をしていた。

 

 えりちゃんが見たという、コーヒーエネマの道具とは一体、どんなものだったのだろうか。詳しく話を聞きたいところだったが、あと4人の話を聞かねばならないのだ。

 

「で、二番目はどんな人だったわけ?」